σ(-_-)が麻雀をやり始めたのは高校2年生のとき。しかし今振り返っても、めちゃくちゃな麻雀。点数計算だって覚えなくてはいけないから、いちおう本は読んだ。しかしゲームをやりたい方が先に立って、完全習得など後回し。それでも仲間内ではσ(-_-)が一番マシだったので、いわば計算係りだった。とは言うものの、とうぜんうろ覚えなので奇妙奇天烈なこともよく起きた。そんな頃の思い出を一発。
σ(-_-)が親のとき、南家が七対ドラドラをダマ聴でロンした。放銃したのは北家だ。みんなただでさえ計算があやふやなのに、七対とくるとよけいにムニュムニュ。そこで計算係りのσ(-_-)の出番。
「ああ、七対はなぁ、どんな形でも50符って決まっとる。だからそいつは50符の五翻になるんだ」
「ふ〜ん、そうか。そいで結局何点になるんだ」
「ちょっと待てよ。う〜んと、50に6掛けて300だろ。そいつを5回倍々するんだから、600の1200の、24,48,96だから9千6百点だ」
「ちょっと待て」
「なんだ」
「9千6百ってことはないだろう」
「“ないだろ”はないだろう。自分で計算してみろ。間違いなく9千6百だ」
「だってなぁ、満貫で8千点だぞ。どうして五翻で9千6百になるんだ」
「そんなこと言ったって、なるもんはなるからしょうがないじゃないか」
「う〜ん....だけどな、そういう場合は満貫点で打ち切りになるんじゃないのか」
「それは六翻あるときの話だ。そいでこの手が立直掛かっていれば六翻になるから8千で打ち切り。しかし今は立直してないから五翻しかない。そういう場合はキチンと数えるしかないだろう」
「う〜ん....だけど、なんかおかしい....」
「おかしくなんかないって!。計算は間違っとらん。はよ払ったれっ」
「うん、しかし南家ぁ。お前、どうして立直掛けんのだ。お前が立直しとけば、俺は8千点の払いで済んだのに....」
「ごめん、こんな事になるとは知らんかったもんで」
σ(-_-)が親なので、他人の点数もその感覚で計算してしまったというより、計算自体がよく判っていなかったために起こした間違い。しかしそのときは、正しい計算と信じて疑わなかった。それでも七対ドラドラくらいでよかったぞ。もし次のような手だったら、もっと悲惨なことになっていたな。(笑)
ロン
中、三槓子の110符。五翻なので満貫打ち切りをせずにキッチリ計算(笑)、おまけに子供なのに親の計算をするから、得点はなんと2万1千2百点!。もう一翻あったら、たったの8千点だ。(笑)
今となってはもう笑うしかないが、そのときの北家さん。ごめんちゃい(^-^;
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