勝ち組みとまではいかないまでも、普通はある程度打ち込めば、誰でもプラスマイナス５割前後の成績は上げられるようにはなる。それがいつまで経ってもマイナス組の常連となると、絶対雀痴なんて声が聞こえてくるのだが....
しかしこのコラムを書いた後、こんな話があった。
実はσ（-_-）は歌が下手。歌っていると不思議なことに自然に音がはずれてく。（笑） そこでカラオケなんぞは縁がない。或る場所でそんな話をしたところ、そこに音楽に詳しい人がいた。その人がこんな事を。
「歌が下手な人は大勢いますけど、ホントの音痴は滅多にいません。音痴だと言ってる人のほとんどは、単に訓練が足りないだけです」
なるほろなるほろ、というので少し考えてみた。
有名音楽家、歌手のなかには絶対音感の持ち主という人が何人かいる。聞くところに寄ると、あの美空ひばりさんもそうだったらしい。しかし有名音楽家、あるいは歌手のすべてが絶対音感の持ち主であるわけではない。もちろん素質もあっただろうけど、基本的には切磋琢磨と修練の賜（たまもの）。
それから考えれば、結局は努力次第。たとえどんなに下手でも望みはある。もちろん同じ努力でも上達が早い、遅いなどは人によって個人差はある。しかし多少の個人差はあっても努力次第で道は開ける。
ところが彼は最後にこんなことを言ったのだ。
「ホントの音痴は、多少は歌えて自分では音痴ではないと思ってる人の中にいるんですよ」
「・・・・・・」
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