Mahjan talk 雀話

    (62)恥かき話 その1


 「お前は自慢話ばかりしている。たまにはホントの話でも書いたらどうだ」というご指摘に応えて、今日は過去の恥かき話など。(^-^;

 あれはいまから約30年前。毎週土曜日になると、我が家では定例の中国語研究会。そのときも学生時代の友人4人とテツマン。明け方になってそろそろ疲れてきた頃、こんな手でリーチを掛けた。
北北西西九索九索二筒二筒六索六索八萬八萬一萬
 単なる七対子だが、ドラ。出ても満貫、ツモって跳ね満、ツモで裏乗りすれば倍満まである。手牌を伏せて、「それ、ツモってしまえ!」、「さっさと打て!」などとやっているうちに、下家の花村(仮名....)が追っかけリーチに来た。

 人がせっかく倍満まである手でリーチしてるのに、なんて野郎だと思いながら花村の手を覗きこんだ(ヘボ学生の親睦麻雀なので、リーチ掛けたら、のぞきOKであった....(-_-; )。すると花村はこんな手だった。

   二萬三萬一筒二筒三筒一索二索三索五筒六筒七筒五索五索

 見たとたん、おろっとなった。(ドラので三色じゃないか)と思ったたら、もう頭の中はまっしろのパニクリ状態。自分の手のことなんかすっかり忘れて、考えることは(だけは引きたくないな、だけは引くなよ。どうせ引くならにしてくれ....)ということだけ。

 そして不安いっぱいでツモ切りしていたら、数巡後、ツモった牌はどこから見ても立派な。。。。ぎゃあっ!という叫び声とともにσ(-_-)の指先からが河にポトリと落ちる。それを見た花村が「ロン、いまのところ満貫」といいながら裏ドラを見る。ありがたいことに?ウラは乗らなかった。

 がっくりしながらフと我に返る。(ところで俺は何待ちだったんだろう....)。何気なく伏せていた手牌を立てる。(あれ?単騎?、ってどこかで見たような....ああっ、ツモってんじゃないかよおっ!)

 そこで慌てて
「おい、ちょっと待て!。この、ツモアガリだ!」と云いながら牌を倒す。

みんなが「なに?」という顔でのぞき込む。
すると対面の橋場(仮名....)が「ホントだ、バカだなお前....」
「バカだなって...、俺、ツモってるんだから....」

すると花村が、
「だって、お前、いま切ったじゃないか」
「いや、あの、その、間違えて前に出しただけだ....」
「間違いだろうが何だろうが、切ったんだろう」と橋場が追い打ち。
うん、まぁ....
すると花村とどめの一言。
「みぐるしいぞっ」
「クシュン....」

その2、なんか書きたくない(笑)

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