Mahjan talk 雀話

     (52)役満話



 このカテゴリーno.54「噂の何切る」に登場する崎見百合プロは、すべての役満をアガっったことがあるという(近代麻雀オリジナル/H13/2月号vol430)。

 「すべて」というのがどこまでを指すか分からない。しかし百万石とか大車輪というローカルなものは除いた、“一般に無条件に役満と認められているもの”、すなわち九連灯・大三元・四喜和(大小)・字一色・四暗刻・四槓子・清老頭・国士無双・九連灯・大三元・四喜和(大小)・字一色・四暗刻・四槓子・清老頭・国士無双・天和・地和(子の第1ツモ)・緑一色・緑一色ということであろう。正直言ってこれはすごい。

 私の師匠も上のリストから緑一色を除いたすべての役満をアガっている。
#実は緑一色もアガっている。しかし大西先生の所属団体ではアメリカ生まれの緑一色を役満と認めていなかった。

##「人和(親の第1打牌栄和)」については、アガったことがあるかどうか聞きそびれている間に亡くなられてしまった。

 しかし師匠がこれを達成するのに、一荘ゲームを年間1000ゲーム以上こなして10年かかっている。1000ゲーム以上といえば、毎日3ゲームペース。連荘もあるから、一荘1ゲーム1時間半くらい。3ゲームで4時間半。しかし待ち時間や食事タイムも考えると5時間以上かかる。

 もちろんこれはあくまで、平均。実際にはゲームしない日もあったし、一日、打ちまくった日もあった。しかし平均にしても1日3荘を10年以上というのは、まさに驚異。ここまでやって10年かかった。

 写真を見ると、崎見プロは25才前くらい。何才から麻雀を始められたか知らないけれど、たぶん二十(はたち)くらいか。すると数年間で達成したことになる。なんと云ってもこれはすごい。

九連灯・大三元・四喜和(大小)・字一色・四暗刻・清老頭・国士無双・緑一色は、手作りによるからまだ分かる。しかし天和・地和(子の第1ツモ)は望んでできるものではない。ましてや四槓子となると、超強運が必要だ。

 じっさい大西先生も、最後にアガられたのが四槓子だったと聞いている。アガった記録が全部残っているので、最後に四槓子をアガったとき、地元のスポーツ紙に「公認役満をすべてアガった男」として掲載された。そのときのスポーツ紙を取っておかなかったのが、いまとなっては痛恨の極み。。。

※記録が残っているというのは、所属団体の公式戦で完成させたものだから。

 そういえば三枝樹さんも、全ての役満をアガっているという。ただ天和は名古屋の3人打ちのフリ−雀荘でのことだと話していたが、いずれにしてもすごい。

 σ(-_-)が現在までアガってないのは、天和・地和(子の第1ツモ)・人和(親の第1打)・清老頭・四槓子・大四喜(小四喜はある)・緑一色...うへ〜、いっぱいある・・・。三槓子は何度かアガった事があるが、四槓子はまずムリだろなぁ。でも、でも...珍しいところで大三元の四暗刻、小四喜の字一色をアガったことがある。あ、そいから大車輪も。。。。

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