Mahjan talk 雀話

    (165)メンゼンのチカラ


 月刊近代麻雀に連載されている「無礼者(ぶれいめん)」というコラム(08,3,1号)。
 下家が長考したあと、嵌七筒 でチー、打 四筒。しばらくして下家はドラの八筒 でロン。開けられた手をみると
三萬三萬四萬赤五萬六萬二索三索四索六筒七筒  七筒六筒八筒
七筒 チーは嵌五筒 からの食い延ばしだったという話。
 ゲームが終わってから、鳴いた下家からこのチーの是非について質問があった。そこで「メンゼンのチカラは強大と思ってるので、自分なら鳴かない」と答えたという。
 σ(-_-)も、この七筒 はチーしない(たぶん....)。すでにメンゼンでテンパイしてるのに、それをパーにしてまでチーしたい牌ではない。それくらいなら嵌五筒 でリーチしている。そいで続いて次のエピソードが語られる。
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 以前、ある大会で、早くも4巡めにテンパイした。
 一萬三萬七萬七萬九萬九萬九萬七筒八筒九筒七索八索九索 ドラ七筒
 ここへ上家が打八萬、それをチーして打七萬。すると下家が八萬 ツモ切り。そして次に下家がツモ牌を落として見えてしまった牌が二萬。おまけにその局、6400を振り込んだ。この出来事が忘れられない。
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 これはσ(-_-)もチーしてる。たぶん心の中で八萬 欲しい、八萬 欲しい)と願ってるので、八萬 が出たとたんに「チーっ!」と叫んでいる。しかしその先が ちと異なる。

 若いときはσ(-_-)もチーしたあと、下家の切る牌が大いに気になっていた。チーした牌をツモ切りでもされようものなら、(あぁ、オレはなんて勘が悪いんだ....)と悔やんだりしていた。逆にσ(-_-)が上家のチー牌を引いたりすると、(ほら、マズりおって)などと これみよがしに切ったりしていた。しかしいつ頃からか分からないが、ある時期からそんなことはまったく気にならなくなった。
 いまでは八萬 をチーした瞬間、思うのは早く二萬で上がりたいということだけ。※いや、下家が八萬をツモ切りしたら、(ふっ、ムダ牌を掴ませてやったぜ)と思うかも。(^-^; 
 

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