My battle 七聴八闘

    (16)チョンボじゃないのかぁ〜


 昭和41年、文京区西片町(昔の初音町というところ)のσ(-_-)の下宿で友人3人と麻雀。下家の篠原(仮名)が私の上家・橋場(仮名)の切った一筒をポン。

 数巡後、σ(-_-)の切った七筒六筒七筒八筒でチー。さらに数巡後、σ(-_-)の切った八筒でロン。見ると清一色。 「げえ〜!」といいながら見ると何かおかしい。

  四筒五筒五筒六筒七筒八筒九筒  七筒六筒八筒 一筒一筒一筒

おい、それって八筒でアガれないんじゃないか?
なにぃ?」といいながら手を見直した篠原、「がぁっ!・・

 すると上家の橋場が、「お前なぁ、六筒七筒八筒と鳴くからいけないんだよ。ほら、こうやって七筒八筒九筒と鳴いとけば五筒八筒の待ちじゃないか」といいながら、篠原の手牌の九筒と副露牌の六筒を入れ替えた。

   四筒五筒五筒六筒六筒七筒八筒  七筒八筒九筒 一筒一筒一筒

 すると篠原
そうかっ、 これでいいんだ!、なっ、おい
なにが・・・・
だからさぁ、七筒八筒九筒と出すところを六筒七筒八筒と出しちゃっただけなんだ
「 ・・・・」
出し間違えただけなんだから・・・、 はい、満貫!
「 ....(?_?) 」

 どこかヘンだな〜と思ったが、橋場まで「ま、そういうこと」って言うもんだから、釈然としないまま満貫を払った。

 あの頃は、いいにつけ悪いにつけ純真だった(笑)
 おい、橋場。いまから思うと、そもそもお前が余分なことを言ったからだ。今度の同窓会麻雀ではタダではおかんじょ。(笑)

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