Manner 牌品
(10)麻雀十則
昭和4年に刊行された「麻雀必勝の作戦(清雀倶楽部)」に掲載されている、ちょっとくだけたマナー集。いかにも揺籃期といった時代を感じさせる。
1.利己主義により他の迷惑を顧慮せずして競技をなすべからざる事。
2.競技中、長き思案に耽らざる事。
3.持ち駒は絶対に倒さぬやうに心掛くる事。一駒でも他に見える時、他は非常に打ち難くなり、場合によりては手を崩す怖れあり事。
4.競技中言葉を以て暗示を與へ、或ひは牽制等をなさざる事。
5.競技中、欠伸をなさざる事。
6.碰をなす時は迅速に聲をかける事。さもなき時は、吃をする人が迷惑をなすべき事。
7.卑劣な行為をなすべからざる事。
8.一度捨てた駒は引っ込めぬ事。
9.駒はなるべく真ん中に捨てる事。
10.競技中他の話をなしつつ競技を行はぬ事。