ローカル役29・万子役


ハートコバーン 投稿日:2005/06/28(Tue)

 浅見さん初めまして。ハートコバーン申します。

 ピンズ、ソウズで構成される役は緑一色、大車輪、推不倒、青の洞門エトセトラ…星の数ほどありますが、マンズに関連する役はほとんどありません。

 百万石も総数を足して百にするという味気無いもの。何か、マンズが特定の必要牌となる役みたいなのはありますか。
 またマンズは、盲牌しづらいわ、牌に装飾しづらいわ、 は見間違えやすいわ… なぜ手牌の美しさにこだわる中国人がこのような味気無い牌をつくり、今現在まで残ってるのでしょうか?


あさみ 投稿日:2005/06/29(Wed)

こんにちわ、ハートコバーンさん。

 う〜ん、たしかに万子に特定の手役はありませんね。偶然役で、海底でをツモアガリするという海底撈針(ハイテイラオツエン=海底で針をツモった)という役になるというのがありますが、まぁそれくらいかと。

 索子や筒子は1枚ごとに図柄や色使いに特徴がありますが、万子は各牌が同一パターンです。それが万子専門の役が考案されにくい理由と思います。

>なぜ手牌の美しさにこだわる中国人がこのような味気無い牌をつくり、

 わざわざ作ったのではなく、自然にそういう絵柄になったものです。
 麻雀の前身は馬吊(マーチャオ)というトランプみたいな中国の紙札ゲームです。この馬吊はお金を象徴した紙札をやりとりするゲームなので、札にはお金(筒子)とか銭束(索子)の絵が描かれていました。

 万子は金額を表していたので、一万貫とか五万貫と書かれていました。麻雀牌になったとき、その「貫」が省略された図柄となり、現在も引き継がれているわけです。