基本 18・ツモミス牌


ロボカイ 2011.7.20(Wed)

こんにちは、ロボカイです。

韓国麻雀連盟の定期戦であったことです。
山の牌をミスで順序と違う牌をツモってしまいました。
牌を戻してツモり直したのですが、この戻し牌は他家に公開するのが良いのでしょうか。


あさみ 2011.7.21(Tue)
こんにちわ、ロボカイさん(^^)/

 これは中国麻雀では錯摸(ツオモ)、日本麻雀では誤自摸(ごツモ)などとと表現しますが、よくありがちなエラー行為ですね。で このようなエラーの処理ですが、「戻し牌を他家に公開しない」のが一般的です。これは日本でも中国でも同様と思います。

 そして一般の楽しみ的なゲームの場合は、ゴメン ゴメンで済ます=ペナルティが課されないのが普通です。しかし競技麻雀の場合は、ツモミスしたプレーヤーにペナルティが課されたりします。たとえば純麻雀の場合、誤ツモプレーヤーは「以降(その局に限り)ツモアガリのみ可」で進行することになります。

 いずれにしてもペナルティの有無に関係なく、戻された牌が誰かの手によって あらためて公開されることはありません。するとツモミスしたプレーヤーだけ、その牌が何であったか知り得ることになります。その部分で なにか不公平のような感情が生じるのだと思います。

 しかし逆にツモミス牌を公開したりすれば、本来その牌をツモるべきプレーヤーが大きなダメージを受けかねません。誰かのツモミスがあったからと云って、その牌をツモるべきプレーヤーがダメージを受けるというのでは、本末転倒です。

 ツモミスだけでなく、麻雀で このほかにもプレーヤーのミスによって壁牌が見えてしまうことがあります。一番多いのはツモするときの指先が隣の壁牌に触れ、上段牌が落下してしまうことです。落牌させたプレーヤーによって すぐ積み直されるのが普通ですが、落ちた牌はだいたい表向きになってしまいます。すると 少なくとも落牌させたプレーヤーは、その牌を必ず見ることになります。

 もちろん他のプレーヤーにも見えてしまうのですが、自分の手牌に集中している他のプレーヤーは見損なってしまうことも多々あります。だからと云って、あらためて その牌を壁牌から取りあげ、全プレーヤーに公開するなどということはしません。誤ツモの場合も、それと同じような処置になるということです。
 

ロボカイ 2011.7..21(Tue)

ロボカイです。
ご返事ありがとうございます。
参考になりました。(^-^)


 ツモ牌ミスが発生したときの処理について、匿名絶望さんから次のようなメールをいただいた。

2011.8.031(wed)
壁牌からポロリとした牌は放置した全員に責任があると言えますが、ツモミス牌は明らかにミスした人に責任があります。そこで私たちは「ツモった牌を正規のツモと認めるが、それは強制的にツモ切り」というルールを採用しています。それがたとえアガリ牌でも、親リーの超危険牌でも、白 中 鳴いてる親がいる時の發 でもです。

 ツモミスに対する純麻雀のペナルティは少し尾を引く(以降、その局はツモアガリのみ可)。しかしツモ切り法は、その瞬間で終わる。また牌を戻さないので、誤ツモ者に見られてしまった牌の問題もその時点で片がつく。

 敢えて云えば、運が良ければ安全牌のツモ切りで済むので、ペナルティになるのかというくらい。しかし運が悪ければ役満放銃もあるし、必要牌だったりすればフリテンになる可能性もある。

 どちらのペナルティ法がベターかは何とも言えないが、ツモ切り法が とても分かりやすい処理法であることは確かだ。