槓13・大明槓・小明槓


 このQ&Aでは、大明槓がアンコを槓した場合という説明になっています。しかし私は大明槓というのは一九字牌の明槓、小明槓はそれ以外の中張牌の明槓の事だと思っていました。この明槓の大小というのはどういう違いなのでしょうか。

あさみ

 大明槓は暗刻を明槓した場合の意味で、小明槓は明刻に手牌を加えて明槓した場合の意味です。

 大明槓・小明槓は、昭和45年くらいに、ルールの本を書いているとき、いちいち「暗刻を明槓した場合」とか、「ポンしている牌に1枚加えて明槓した場合」などと表現するのが煩雑でしたので、両者を単純に区別するため造語したものです。

牌鬼屋 2004/04/24(Sat)

だいみんかん 【大明槓】 手の内にある暗刻子に他家の捨てた同一牌を加えて明槓子とする行為。ダイナミックな明槓ではなく、加槓を小明槓と呼んだ浅見了氏の造語が一方だけよく知られるようになったもの。

と、どこかのHPに書かれていました。しかし2Chで「25年くらい前に某団体の某プロの造語」と書かれていました。

私が若い頃(35年ほど前)に、関学の連中と打っていた頃に第1打をいきなりカンする者が居ると「おいおい、いきなりカンか〜?」と喜びと怯えの揶揄を発する。そのうちに「アホのダイレクトカン」と言い出した。Wリーも「ダイレクトリーチ」と言ったり、頭突きも「ダイレクトメール有難う」とか。

そこで例えば関西の出身なら、我々と同じように「ダイレクト民間航空機〜!」とかって使って遊んでいたのではないかと思いまして。

当時、我々はカンの表示で、上家からのポンに加カンした場合と、対面からカンした場合の確認のために「加カンか?ダイレクトか?」と聞いてました。

ダイレクト(明)カン → ダイミンカンと言うわけです(加カンを小明カンと呼ぶことは知りませんでした)。25年くらい前に某団体の某プロの造語と書かれていたので「それなら10年前から使ってるYO!」となりまして。

某団体の某プロって誰ですか?出身地はどこでしょう?
又、貴殿は何故加槓を小明槓と呼んだのですか?
それは何時頃からなのでしょうか?

あさみ 2004/04/24(Sat)

こんにちわ、牌鬼屋さん

 なーるほろ、ダイレクトカンだからダイミンカンですか。(^-^;
 ダブリーをダイレクトリーチと呼ぶのはどこかで聞いたような記憶がありますが、ダイレクトカンというのは初めて聞きました。それを知っていたら、大明槓は“直接槓”、小明槓は“間接槓”なんて名称にしていたかもしれません。(^-^;

 で、別にその人は「自分が造語した」とは一言も云ってないと思いますよ。たまたま当時、誌上でよく使ったので、読者がそう思われたということだと思います。

 出身地などは知りません。しかし別に関西弁とは思いません。また当時、1人のプレーヤーだけが使ったわけではないと思いますので、特定の名前をあげることはできません。

 σ(-_-)が加槓を小明槓としたのは、明槓が2種類なので、それを大小と区別しただけです。この呼称を思いついたのは初めてルール解説本の原稿を書いているときですから、昭和44年頃。初めて活字になったのはその本を出版したときですから、昭和45年ですね。

 ルール解説を書いているとき、いちいち「暗刻を槓した明槓」とか、「明刻に加槓してできた明槓」などと書くのが面倒だったので、なにか端的な表現はないかと考えて造語したものです。

 「出版」と云っても、もちろん自費出版(「麻雀法学セミナー」というタイトル)。300部作りましたが、全然売れない。(笑) そこで100人の麻雀大会をやって、参加賞として強制的にくばりました。その後も個人的に頒布しましたが、いまでも手元に10部程度は残っています。しかし今読み返すとレベルが低い....そこで今は頒布する気はありませんが。(-_-)

牌鬼屋 投稿日:2005/03/08(Tue)

相変わらず2Chで大ミンカン論争をやっております。
そこでこんな書き込みがありました。
恐らくその某プロの取り巻きじゃないでしょうか?

貴方の大ミンカンを記した著書の発行年月日の画像などUpされたら如何でしょうか?
また25年前に造語したとほざいてるんですから、抗議のページを作られて徹底的に叩くべきではないでしょうか?

あさみ 投稿日:2005/03/08(Tue)

こんにちわ、牌鬼屋さん

大ミンカン論争というのは、「大」という呼称の由来でしょうか?
↓ココでも述べてありますが、「大」は単純に「大小」の「大」です。

http://www.asamiryo.jp/mtk30.html

 もちろん明槓は暗刻からのモノでも明刻からのモノでも、完成してしまえば形も価値も同じです。その意味では大三元と小三元などの対比とは異なります。しかし麻雀においては、必ずしも手牌形の違いだけを表現するとは限りません。

 たとえば「大算法・小算法」といえば計算法の相違を意味しますし、「大門前清・小門前清」といえば、アガリ方の違い(ツモアガリとロンアガリ)を表します。そういう感覚で、「大明槓・小明槓」と命名したものです。

 またどなたが何を言おうと、この件で抗議したりする気はありません。(-_-;
 もちろん特にその関係の画像をupする気はありませんが、大明槓という用語が記載されている「麻雀法学セミナー」という本の画像は下記にあります。#もちろん小明槓という用語も載っています。

http://www.asamiryo.jp/lib10.html

 昭和45年の12月出版ですから、いまから35年ほど前になります。しかしそれは本が完成した年月であって、原稿はそれ以前、昭和44年中に書かれています。原稿がとりあえず完成したのが何月か覚えていませんが、それから出版作業にかかりました。しかし自費出版の費用と印刷打ち合わせの問題で、本の完成に1年以上かかってしまいました。

 あるワケがあって、どうしても昭和45年中には完成したかったので、12月に出版できたときにはウレしく思いました。

 しかし電話発明のエピソードでも有名なように、同じような時期に同じようなことが違う人によって思いつくかれると言うことがよくあるようです。そこで昭和44年以前、あるいは同時期に同じ表現を使っていたという人がいても不思議ではないかもです。

 それに本が出版されたといっても、所詮はシロウトの自費出版。知る人が少なければ、広まりようもありません。しかしたまたまその表現を目にした人、あるいは聞いた人が周囲でもでもメディアでも使用してくれたため、周知されるようになったと思っています。そこで使用してくれたことに感謝する気持ちはあってもクレームをつけるような気持ちはまったくありません。