槓 08・大明槓の責任払い
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他家の捨て牌で明槓を行い、嶺上牌であがった時の点数の支払は明槓をさせた人の一人払いになるのでしょうか?
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中国古典麻雀では、自摸和だけでなく 栄和も常に3人払いでした。ですから大明槓による嶺上開花はもちろん3人払いでした。
しかし昭和6年頃、栄和は1人払いというルールが普及しました。やがて「大明槓による嶺上開花も、放銃と同じようなものではないか」という考え方から大明槓による嶺上開花は責任払いというルールが発生し、それなりに普及しました。そこで現在でも「大明槓による嶺上開花は責任払い」というルールを採用しているグループがあります。
しかし壁牌であろうが王牌であろうが、ツモアガリはツモアガリです。そこでほとんどの麻雀団体では「暗槓・大明槓・小明槓に関係なく3人払い」というルールが採用されています。そして一般麻雀でもこれが主流のルールとなっています。
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大明槓は責任払いというルールがあるのは何故でしょうか。
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一言で云えば、「お前が出した牌が明槓されて嶺上開花されたのだから、責任をとれ」という発想から生まれたものと思います。
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大明槓で嶺上開花したとき、大明槓させた人の責任払いになる、というルールはどの程度採用されているのでしょうか?
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このルールは戦争前にはすでに一部で採用されていたらしいのですが、年代はハッキリしていません。そして少し前には日本麻雀道連盟という団体でも採用されていました(現在どうであるかは確認していません)。そんな関係で、一般麻雀では、結構採用されていると思います。
とはいえほとんどの麻雀団体では、3人払いルールが採用されていますし、一般でもツモアガリとして3人払いとするルールの方がメジャーと思います。
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ダイミンカンの責任払いは、だれかが無理矢理責任払いにさせたのが始まりだと思いますが、そうなんでしょうか。
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多分そうだと思います。
みんな払いたくないので、「槓できる牌を出したお前の責任だ、お前が払え」って感じで....(-_-)
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ダイミンカンの責任払いは、競技用としては認めない方がいいでしょうか。
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命から2番目?の点棒を1人払いするのは、やっぱり自分の捨て牌が「ロン」と言われたときだけの方が良いと思います。
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大明槓の責任払いというルールの時、大明槓をさせて子の30符一翻で和がられた場合、自摸アガリとみなし、500
+ 300 × 2 = 1100点 を払うのか、あるいは出アガリとみなし1000点を払うのか、どちらでしょうか。
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たしかに大明槓による嶺上開花を責任払いとすると、こういう問題がおきますね。大きな点差の問題ではないとしても、どちらかに決まってないとトラブルの元であることは確かです。
で 大明槓して嶺上開花したのに30符一翻のアガリだったとすれば、次のようなケースですが。
を大明槓してで嶺上開花。
そしてこのルールの場合、一般的に行われているのはツモアガリの合計点1100点の支払いではなくて、ロンアガリの点数1000点を支払うという方式と思います。
問題は符計算に際して、ツモの2符を計算すれるかしないかと言うことですが、単純に考えると、ロンアガリ扱いなのですから「ツモの2符は計算しない」とするのが論理的みたいです。しかしこれはツモの2符を加えて計算します。
それは一つには、このアガリが「放銃したから1人払い」ではなく、「大明槓させる牌を出して嶺上開花させてしまった事に対する責任払い」であるということだからです。
もう一つは、たとえばシャンポン待ちを嶺上開花した場合、ロンアガリ扱いだからといって明刻になるのではなく、暗刻として計算します。暗刻と計算されるということはツモアガリしたからであり、ツモアガリした以上、ツモの2符を加えるのが順当ということになるわけです。#一部に「嶺上開花のとき、ツモ符(2符)は加点しない」というルールがあります。マイナーなルールです、それでもそのルールでゲームしているのであれば、ツモ符は加点されません。
したがって上記の手が下記のようであった場合は、符跳ねして40符連底となります。40符一翻の1人払い計算は1300点ですから、この場合は1300点の支払いとなるわけです。
を大明槓してで嶺上開花。
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waiwao 投稿日:2007/10/12(Fri)
この間、雀主も交え激論を交わしたことがあります。
所謂大明カンをして、フリテンの待ちをリンシャンで積もった人が仲間にいました。当方のルールは、大明カンは責任払いですが、この場合アガリは認められるのでしょうか?
教えてくだされ
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あさみ 投稿日:2007/10/13(Sat)
> 雀主も交え激論を交わしたことがあります
たぶん認めない側の言い分は、「→責任払い(1人払い)というのは放銃と同じ→フリテンに放銃することはあり得ない→嶺上開花にならない(アガリは認められない)」というものではないかと思います。
じっさい大明杠による嶺上開花を責任払いとしている某団体では、そういう主旨でアガリを認めていませんでした(現在では、どうなっているのか知りません)。 #このルールでは大明杠による嶺上開花が認められないので、そのまま何か切ってゲーム続行となります。
*フリテン者が大明杠したとき、「嶺上牌がアガリ牌ではなく別の加杠牌であった。そこで続いて杠(連杠)したら嶺上開花した」というケースもあります。この場合、あくまでフリテンの責任を重く見て「フリテンの場合は連杠による嶺上開花も認めない」というルールと、「最初の大明杠による嶺上開花は認めないが、連杠による嶺上開花は認める(ツモアガリ)」というルールがあります。 *そんなケースがあるとは思えませんが、「フリテン者による嶺上開花はいっさい認めない」というルールでは、それが四開杠めの嶺上開花でもアガリが認められません。
で フリテンでも嶺上開花によるアガリを認める(ただし1人払い)側としては、「1人払いといっても“放銃”という理由ではない。役満の責任払いと同様、嶺上開花させたことによる責任払い。したがってフリテンであっても嶺上開花によるアガリは認められる。またフリテン者を嶺上開花させたのだから、考えようによってはフリテンじゃないときより責任は大きい」というものではないかと思います。
このようにアガリを認める側にも認めない側にも一理あり、それは「どちらが正しいルールか」という問題ではなく「ルールをどう解釈するか」という問題です。
そこで事前の合意がないまま、意見(解釈)の違いによって激論となったら、どちらかが折れるか ケンカ別れするしかありません。
そこで済んだことは済んだこととして、今後どうしたらよいかという事になりますが、σ(-_-)は「嶺上開花はすべてツモアガリ(3人払い)」とするルールをお勧めします。
しかし「大明杠は責任払い(1人払い)」というルールを採用するのであれば、「フリテンでも嶺上開花によるアガリを認める」というルールの方がトラブルが起きにくいと思います。
そして もし「フリテンの場合は、嶺上開花してもアガリを認めない」というルールを採用するのであれば、念のため「フリテン者の連続杠による嶺上開花」のケースについても決めておいたほうが良いと思います。
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とも 投稿日:2007/10/13(Sat)
関西ではフリテン不可の三麻が多かったのが段々減ってきて、同巡でなければ和れるようになってきましたが。それはともかく、
>1人払いといっても“放銃”という理由ではない。役満の責任払いと同じで、嶺上開花させたことによる責任払い。
>したがってフリテンであっても嶺上開花によるアガリは認められる。
フリテンありの麻雀ではこれは正論と思います。 問題は赤チップ、積み棒、役満祝儀などです。フリーでは放銃並に一人分、役満出和り分のところが多いですが、論理的にはおかしくても、バランス上やむをえないのでしょうか。
嶺上開花以外でも、論理的に詰めて行くと、フリテンについて「出て和れない以上、ツモの役や符の権利はない、親の倍付けもない」かも知れませんが、それはそれで色々矛盾します。将棋や囲碁のような1対1と違って3人や4人で負けを分担するのが根本的に怪しいような?
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あさみ 投稿日:2007/10/13(Sat)
>論理的にはおかしくても、バランス上やむをえないのでしょうか。
一言で云ってしまえば、そういうことですね。
#「論理性からそうしている」というのではなく、「それについては、そのように処理している」というところです。
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熱血の志封 投稿日:2007/10/13(Sat)
台麻では上がりしてはいけません。 台麻ルールでは「大明槓の直後のツモ上がり」を許可してはいません。
それは...「大明槓直接ツモ禁制」、主にイカサマを防ぐためのルールでした。その状況が発生すれば、上がりの牌を捨てるのみ(牌を換えることは可能)です。この巡のツモ牌ではまた上がれないです、次巡以降こそ上がりの権利が戻します。(過水ルールによって...)
台麻の「過水(クォースエー)ルール」は...日麻の「振り聴ルール」と大体同じです。しかし少し違う点があります。台麻の捨て牌は並べていませんので、もし他家の捨て牌で上がり牌を見逃しすれば、その巡のツモ牌ではまた上がれないです(必ず上がりの牌と関係ない牌を捨てる同時に巡を経た)、次巡以降こそ上がりの権利が戻ります。
しかし日麻ではツモ上がりが許可するので、捨て牌の人はついてなかったですな〜〜
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あさみ 投稿日:2007/10/13(Sat)
なるほど。たしかに「過水ルール」は日本のフリテンルールと、或る部分 似ていますね。
で その「過水ルール」ですが、いつ頃から行われるようになった、ご存じでしょうか。また現在の台麻では、広く普及しているのでしょうか。
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熱血の志封 投稿日:2007/10/14(Sun)
>その「過水ルール」ですが、いつ頃から行われるようになった、ご存じでしょうか。
多分、50〜60年前から.....(もっと昔の可能性がある)。またまた.......主にイカサマを防ぎの原因となりました。
>また「過水ルール」は、現在の台麻では広く普及しているのでしょうか。
「完全」に普及しているのであった。また台麻には、「世界一番厳しいツモ上がりの禁制」ルールもある。
ツモ上がりの禁制:
1.手牌と並べてはいけません(傍にも並べてはいけません)。並べばツモ上がりを認められなかった。
2.上がりの牌が河に落としたら...ツモ上がりを認められなかった。
3.上がりの牌が地上に落としたら...ツモ上がりを認められなかった。..
ツモ上がりの牌は、手牌と一定の距離を保って置きまして、この時こそ手牌を上がります。
以上です ^^
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あさみ 投稿日:2007/10/14(Sun)
なるほど、大変参考になりました。
今度、台湾へ行く機会がありましたら、ぜひとも体験してみたいですね。(^-^)/
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熱血の志封 投稿日:2007/10/14(Sun)
浅見さん...
台麻の趣は、日麻と「完全」に違いですね〜〜
あなたは台湾に来ましたら是非とも体験して下さい ^^
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