一般役14・両般高
普通、刻子系の役は食い下がりなし、順子系の役は食い下がり1翻ですよね。なのになぜ二盃口は面前のみ3翻なんでしょうか?
喰っても2翻の価値は十分あると思うのですが。納得できません。
たしかに両般高(リャンペーコー)は副露しても二翻の価値は十分あります。にもかかわらずそれが副露すると無翻となるのは、一般麻雀で両般高が採用されだしたときの経緯(いきさつ)が原因です。
*一盃口、一並口、一傍高など、いろいろな字が用いられますが、ここでは一般高を用いています。
一般高は第二次大戦後、一翻役として採用されだしました。 しかし平和(ピンフ)や断幺(タンヤオ)が14枚必要でなければならないのに対し、一般高は6枚で一翻ですから副露すると無翻となりました。そしてこの時点では両般高と言う役は存在していませんでした。
しかし両般高という役は存在していなくても、一般高が二つできることはあります。一般高が二つですからとうぜん二翻のアガリとなります。 しかしあくまで一般高は門前で一翻ですから、たとえそれが二つあっても副露すると無翻となりました。
やがて一般高が二つできた場合、「立直・一般高・一般高」と数えるのではなく「立直・両般高」と数えるようになりました。 そうこうするうちに「両般高は三翻の価値がある」という認識が普及し、三翻に昇格しました。
しかし副露した場合は、むかしの「一般高は副露すると無翻。そして両般高は一般高が二つできたもの」という考えによって無翻とするルールがメジャーとなっているのです。しかし近年は、両般高二翻、食い下がり一翻とするルールも登場しています。
リャンペーコをフリテンで聴牌しました。
←を切っている。
こういうとき、チートイツとすればフリテンにならないのでしょうか?
待ち牌が複数ある場合、自分の都合で、そのうちの或るマチを無いことにするという事はできません そこで、このままでは完璧なフリテンです。
このまま ツモに人生を賭けるか、を他牌に変えて完全な七対子に移行するかどちらかですね。(^-^;
またがフリテンでなかった場合、もちろんでロンアガリできますが、この場合も七対子として計算することはできません。麻雀は高い方のアガリ点で計算する事になっているのですが、一般に両般高は三翻(あるいは二翻)、七対子は両翻でも「25符扱い」となっているからです。
ぷよ 日付:2003/06/14(Sat)両般高の説明を見させていただきましたが、一つ疑問に残ることがあります。
たとえば11112222333355というのは両般高になるのでしょうか?
ルールにもよると思いますが、最も一般的なルールとしてお願いします。
あさみ 日付:2003/06/14(Sat)こんにちわ、ぷよさん。
123(順子)→123 123(一般高)→123 123 123(同三順)→123 123 123 123(同四順)という順序のアップグレードです。つまり同四順は「同順子4組」であって、「一般高が2つ(両般高)」ではありません。
これはが3種類そろったら三翻ではなく大三元(役満貫)になるのと同じで、同順子4組が揃えば中国古典麻雀では(雀頭が何であるかに関係なく)役満貫でした。
この同順子4組は、同四順(どうスーシュン)、一色四順(いっしょくよんじゅん=イーソースーシュン)とか、四連太宝(スーレンたいほう)などと呼ばれます。※現在の中国公式ルールでは48点役となっています。
清老頭や小四喜、字一色が62点役なので、それより低い扱いです。これは中国公式ルールが数牌の組み合わせより字牌の組み合わせを重視しているからと思われます(たとえば小三元が、清老頭や字一色と同じ62点となっています)。
しかし日本麻雀では一般的に同四順を役満貫として採用していません。しかし採用していないからといって、無役ではなんかヘン。そこで質問の形をアガったときには、「三暗刻と1順子」、あるいは一般高が2つ(両般高)とグレードを落として解釈し、計算する状況になっているようです。
夢電 投稿日:2008/03/16(Sun)
お久しぶりです。
以前 人和について質問させていただいた夢電です。
両般高のぷよさんの質問を見て、思いついたことを質問(?)させていただきます。
たとえば門前状態での という形では少なくとも 一盃口 純全帯幺九 三色同順 の役が確定してます。このうち一盃口と三色同順は“面子そのものについてくる役”、混全帯幺九は“面子の構成についてくる役”という解釈ができると思います。
言うまでもなく一盃口は の面子に付く役で、三色同順はの面子に付いてくる役です。すると「片方の役で使われたという面子をもうひとつの役で再利用している」という事になります。
(門前)という形では 5 の面子が三暗刻にも三色同刻にも使われます。3つの面子すべてが「再利用」されています。ここで、ぷよさんの質問にもあった (門前)という形に戻ってみます。そして「123 の面子が4つ」と解釈したものとし、区別するためにそれぞれa b c dと名前をつけてみます。三盃口、四盃口を認めてないものとすれば、とりあえずa b の二つの面子で一盃口が一つできます。c d の面子でも一盃口ができます。一盃口が二つで二盃口になりました。めでたしめでたし。…と、この辺までは至極自然な考えです。ここでさっき言った事が出てきます。「面子は再利用が可能」なんです。
「面子の再利用が可能」ということを考えると、a cの面子でも一盃口ができます。同じ理論で、b dの面子でも一盃口ができます。まだまだ面子を再利用したいので、a dの面子でも一盃口ができました。同じ要領でb cの面子でも一盃口ができました。
そうなんです。「面子の再利用が可能」理論をものすごい拡大解釈すると、この形で一盃口が63個もできてしまうのです!二盃口が3つ!全部で9翻!
まぁ「再利用」の範囲がどこまでなのかにもよりますので、「再利用の範囲は違う種類の役でなければいけない」と明言されていれば、この理論はまったく成り立たないわけですが。
話が長くなってしまいましたがこのような解釈が可能である以上、あの形は9翻になってしまうのでしょうか。そもそも「面子の再利用」はどこまで許されるべきなのでしょうか。ご意見をお聞きしたいと思います。長文失礼いたしました。
…まぁ自分にあの形が入ったら一色四順が認められてない以上、3つとも暗槓して 三槓子 三暗刻 ドラいっぱいを目指しますが(笑
あさみ 投稿日:2008/03/16(Sun)
こんにちわ 夢電さん、久しぶりですね(^-^)
メンツは全体役(14枚全部が対象の役)であれば何度でも再利用OKですが(たとえばジュンチャン+ピンフなど)、部分役は同じメンツを同じ役で2度数えることはできません。そこで仮りに111222333とあるとき、これをa b cの3順子に分けてa+b、a+c、b+cでイーペーコー三っつとすることはできません。
また違う役であっても、同じメンツを刻子と順子に組み替えて勘定することもできません。そこで仮に を順子にとってピンフを計算したのち、三暗刻で勘定することもできません。そこでこういう場合は高い得点になる方で数えます。
また両般高は上記で ぷよさんの質問にiコメントしましたように、本来は“違う種類の一般高2つ”を意味します。そして は「同じ順子が4つ」ですから、正確に言えば両般高ではなく四般高です。しかし 、日本麻雀では四般高を採用していません。かと云って「役ナシ」というのでは、いかにもオカシイので、便宜上 4順子を2組に分け、両般高(ダブルイーペーコー)ということにしているわけです。
夢電 投稿日:2008/03/16(Sun)
早速のご回答、ありがとうございます。
やっぱり面子の再利用は違う役じゃないとダメなんですね…
また違う役の場合も、自分は「面子の解釈(これは刻子にするとか順子にするとか)が確定した後にどのくらいの融通が利くのか」というところに目をつけたつもりでしたが…
いや、事の発端は「安っぽい麻雀ゲームの点数計算プログラムにこの形を見せたらきっとこう返してくれるんだろうなー」とか思いついたのが始まりでした。
MdMd~~ 投稿日:2009/08/13(Thu)
Recently a quarrel occured among us who play Japanese Mahjong together. Is the pattern 11112222333399 regarded as 両盃口?
Looking forward to your answer. Many thanks.
ASAMI 投稿日:2009/08/13(Thu)
Welcome, Mr.MdMd.
Sorry I'm not good at English, either _(_ _)_
両盃口 is Different 一般高 2 sets.
So same sequence 4sets (pattern 11112222333399)is not 両盃口.
Same sequence 4 is 一色四順.
But 一色四順.Completion is difficult..
So it isn't adopted by many rules.
It's calculated as 両般高 for the convenience by such rule.