(89)声東撃西
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と を杠子としたアガリ。暗杠 明杠は問わない。中国語風に発音すれば、「シェントン チーシー」というところか。
声東撃西は、直訳すれば「東の声(勢力?)が西を圧倒する」というような意?と思われるが、どのような故事や意味を踏まえているか知らね。
があれば もあるさ、というわけで、 と を杠子とすれば、走南鳳北(ツァオナン フォンペー)。こっちも,意味知らね...(^-^;
中国の[麻将学]という本に載っていた。
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overnitary 投稿日:2009/10/21(Wed)
こんにちは、あさみさん。
和了役て載ってた「声東撃西」を読みました。
中国語で、「声東撃西」の意味は、「東を攻撃するとの偽情報を放ち、実は西を攻撃する」、陽動作戦です。三十六計のひとつ。
ちなみに「東の勢力が西を圧倒する」は、別の和了役「東風壓倒西風」があります。東の杠子と西の刻子の、または東の刻子と西の対子としたアガリです。出典は毛沢東が冷戦の中で資本主義陣営(西風)と共産主義陣営(東風)の対立と語ること。
「走南鳳北」、正しい書き方は「走南闖北」です。闖(Chuang3)="門+馬"。その意味は「南から北までの各地を遍歴します」。この二つの和了役の名前は、実は麻雀とはあまり關係ありません。単に東と西、および南と北を含む成語です。
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あさみ 投稿日:2009/10/22(Thu)
ども、overnitary さん
「三杯美酒」の件では、投稿ありがとうございました。(^-^)/
あのときも、大いに参考になりました。
>中国語で、「声東撃西」の意味は、
なーるへそ、あえて例えれば “筒子の混一と見せかけて索子の混一をやる” ような意味ということか。おかげで大変よく分かりました。(^-^)v
「東風圧倒西風」の方ですが、「ずいぶん現代的な名称だなぁ」と思っていました。そこで“新中国になって考案された役”とは思っていましたが、毛沢東語録に由来するとは知らなんだ(^-^;
じつは「麻雀経」という本には “東風も西風も刻子” とあります。しかし東風が西風を圧倒する以上、杠子vs刻子、または刻子vs対子のセットの方が理屈にあいますね。(^-^;
>単に東と西、および南と北を含む成語です。
両方とも「麻将学」という本の著者の創作役かも。しかし思いがけず中国の諺(ことわざ)の勉強になります。(^-^;
>「走南鳳北」、正しい書き方は「走南闖北」
「闖」はめったに使用されない漢字ですが、「闖入(ちんにゅう)」の闖ですね。役の創作者が なんで「鳳」に置き換えたのか分かりませんが、「南から北まで駆け回る」という状況を「南から北まで飛び回る」という雰囲気にしたかったのかも知れませんね。
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