吃三嵌があれば吃三辺もあるさ。というわけで、同じく麻将学という本で紹介されている役。もちろん辺張(ペンチャン)を3回吃してのアガリなので吃三辺。辺張に限られるので吃三嵌より少し難かしい、と云っても似たり寄ったりには違いない。
それよりも この役、前回紹介した吃三嵌とともに近年考案された創作役のような気がする。というのは例図では日本式に立上牌の右側に副露してあるが、中国麻将では立上牌の前側に副露する。それはいいけど中国麻将にフリテンは無い。とうぜんチー牌を明示する必要もない。そこで副露牌は全部タテ置きにする。
これじゃあゲームが進むうちに何を吃したのかワケワカメ。そんなゲーム中にワケワカメになるような役が存在したとは思いにくい。じっさい中国麻雀の古い本でも見かけたことはない。「お前が見たことないだけだ」と云われれば、そうかもしれないけど...
もっとも現在の中麻公式大会では、フリテンは無いにしても日本式にチー牌を横向きにして副露する。
そこで吃三嵌や吃三辺を完成させれば、得点にはならなくても やったことは認めてもらえる。(^-^;
ところで、この役、もしアガリ牌が三辺め、あるいは三嵌めでもいいのかな。あくまで三副露してなければダメということなら、とりあえずチーしていったんフリテンにするより仕方ない....
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