(8) ミレニアムな話
来年は基督歴2001年、基督紀元21世紀が始まる。いまの感覚では、新世紀が2000年ではなく2001年からスタートするのがなんか変に感じる。
これはもちろんいま採用の基督歴が紀元ゼロ年ではなく紀元1年からスタートしているせいだ。しかしこんな変な感じを経験するのに別に千年待つ必要はない。1年どころか毎日経験している。あまりに毎日のことなので、特におかしいとは感じていない。
たとえば今年の1月1日。朝、目が覚めたとたんに1月1日。
おひ、1ト月どころか1日も経っていないぞ。なんで今日が1月1日なんだ。正しくは0月0日、翌日になって0月1日の筈。それが1月1日とは、これは立派なミニミレニアム(笑)。
しかしこんなところでミニミレニアムをやっているかと思えば、単位を一つ下げたところでは、違う数え方をしている。
すなわち1日のすぐ下、時間の世界。24時間表示でいえば、或る朝の真夜中、0時0分0秒でスタートする。1秒経過すると0時0分1秒となる。1分経過で0時1分0秒、1時間経過で1時0分0秒だ。つまり0日0時0分0秒から24時間経過して初めて1日となる。
人間様の年齢だって、いまや”数え”ではなく”満”で計算する。ましてや世はまさにコンピュータ時代。こんなおかしな基督歴、2000年も使ったらもうよかろう。ちょうどキリもいいから来年からは新紀元で出発すべきだ。そこで来年をCOM世紀0年とする。そこで来年の最初の月はこうなるのだ。
(2001年1月1日改め)COM0年0月
日 月 火 水 木 金 土
0 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
この月が終わると次の月がようやく1月0日。つまり1ト月は0日から始まり30日に終わる(大の月はね)。1年は0月0日から始まり、11月30日に終わる12カ月365日となるのだ。(笑)
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