（６５）強制送還？
ミレニアムも押し迫った昨年のクリスマスイブ、夜の１１時頃、電話が鳴った。
「もしもし」と出ると、いきなり
「怒っていかんよ！」
「う、なに？....」
するともう一度、たて続けに
「怒っていかんよー！」
もうそのときには台湾の大学に留学している長男の声だと分かった。しかし先に怒っていかんということは、なにかまずいことをしたに決まっている。そこで思わず、
「もう怒っておる！！（怒）」(^0^；
理由を聞くと「ビザが１２月末に切れるので、今日、更新のため役所へ行った。すると１２月末というのは自分の勘違いで、実は１１月末で切れている事が分かった。そこで１カ月の不法滞在に対する罰金を払った後、『不法滞在だからすぐ出国せよ。でないと強制送還だ』といわれた。そこで年内には台湾を出国して日本へ帰り、ビザを取り直さなければならない事になった」という。
そこで「なんとアホなことをしておる」とひとしきり文句を云ったら、「わかったてば...文句は日本へ帰ってから聞くから、とにかく２，３日中に日本へ帰る」と抜かしおった。
アッタマに来たが、云われてみればそれしかないので、そういうことにした。
電話を切ってから女房に事情を説明したら、私と違って怒るどころか、「あら、じゃあ＊＊と一緒に正月を迎えられるのね」と喜んでおった。。。。。
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