(62)北九州市
NO.61「山車祭り」でも話したが、家人は趣味で詩吟を習っている。詩吟大会があるというと、東京・大阪はもちろん、四国・新潟などにも出かける。今度はその詩吟大会が九州であるというので、また出かけることとなった。九州といってもどこかと聞くと、北九州市だという。
どこでやろうとσ(-_-)には関係ないが、なんで福岡市じゃなくて北九州市なんだと聞くと、それが主催者の出身地らしいという。「ふ〜ん」と云っていると、「北九州市って、どこかとどこかが合併して出来たんじゃなかった?」という。
「ああ、小倉と門司じゃなかったかなぁ。でもそんな九州のハズレの町のことはよく分からん」と返事すると、「そうだわよね」。
そんなやりとりがあった事も忘れていた頃、いそいそと九州へお出かけになった。翌日の夜、女房は無事帰宅したが、σ(-_-)の顔を見るなり、ねぇあなた大変!」という。なんだと思ったら、「名古屋は北九州市に負けとる!」←完全に名古屋弁(笑)(女房は名古屋生まれの名古屋育ち)
詳しく聞くと、北九州市は名古屋より小さな都市の筈なのに、駅前は名古屋より立派だったという話だった。なにせ女房の頭の中では、名古屋は日本第3の大都市なのだ。σ(-_-)にしたって、日本第3とまでは思っていないとしても、神戸・横浜並の大都市だとは思っていた。それがどことどこが合併したかも記憶があやふやな九州の地方都市に駅前の景観で負けているとは。。。
「ふ〜ん」と云っていると、
「ねぇあなた、福岡は北九州市より大きいんでしょ?」という。
「そりゃあ、福岡は県庁所在地だしなぁ」と返事すると、
「実はね、何年後かに今度は福岡で詩吟大会があるの」
「ふん」
「福岡が名古屋よりどれくらい大きいか、見て来なくっちゃあ」
「・・・・・・(おひ、福岡でも鹿児島でも行ってもいいが、歩いて行け....)」
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