(53)勧誘電話
どこの家でも同じと思うが、先物取引からマルチ商法まで勧誘電話がうるさいほどかかってくる。もちろん断るのだが、しつこいったらありゃしない。中でも困るやら腹が立つのは子供を狙った勧誘電話。
この子供を狙った勧誘電話はワンパターン。こちらが電話に出ると、自分の名前は云わずいきなり「○○さん、いますかー」と問いかける(最近はウソの名字を名乗ることが多いが)。へたに「ハイ、おりますが」なんて応えようものなら、「代わってくださーい」という。「どちらさまですか?」と聞いても「名古屋のXXでーす」とか「大阪の△△でーす」などとわけのわからぬ事を云って正体をカモフラージュするのはご存じの通り。
単に「今おりません」と返事するだけでは、また後でかかってきたり、「何時頃お帰りですか」とかうるさい。かと云ってヘタに「うるさいっ!」などと云ってガチャンと切ると、それから数時間は無言電話攻撃を食らう。なんとかサッサと撃退できて、後味も悪くない方法はないものかと考えていた。そしてこのたび素晴らしい撃退法を案出した。
前にも話したが、長男が台湾へ留学してる。その長男宛に勧誘電話があった。そこで「○○は仕事で台湾へ行ってますが」と応えると、「あ、そうですか」とアッサリ引き下がった。これは名案だと、次から行き先をドイツやフランスに変更してみた。うん、これはもっと効果があった。(笑) 「○○さん、いますかー」というのに、「えっ、「○○ですか!、いや、○○はいまドイツなんですが・・・」とか「フランスなんですが」と云ってやると素直に引き下がる。
なら海外ではなく国内でも遠いところなら同じだろうと思ったが、これはダメ。次男に電話があったとき、「次男は仕事で三重県に行ってます」というと、「では携帯の番号を教えてください」という。「いや、知らない人には教えられません」というと、「私は○○さんの友達です。連絡が取りたいので教えてください」としつこい。やはり行き先は海外でないとダメだ。(^0^;
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