(５２)娘
ある月曜日の午後７時頃、名古屋にいる娘から電話があった。σ(-_-)が電話にでたが、ちょうどパソコンの前に座ったばかり。そこで家人に「おい、ちょっとお前聞いておけ」と言って電話を回し、そのままパソコンにいそしみ始めた。するとしばらくして
「ねえ、あなた。場所は金山にしたんだけど、時間は８時でいいの？」という家人の声。
「何の時間だ？」と聞くと、
「＊＊(娘の名前)に逢う時間よ」という。
「電話で済むぐらいの話しだろう。何でわざわざ名古屋まで出掛けなきゃならないんだ。大体から金山なんて、昨日、麻雀会で行ってきたばかりだ」
「そんな事関係ないじゃないの。＊＊が逢って話したいって言うんだから・・・」
「だったらお前が行けばいいじゃないか。どうして俺が行かなければならないんだ」
「だって＊＊がお父さんが一緒じゃなくっちゃイヤだって言うんだもの」
「・・・・」
急遽、親バカが二人揃って出掛ける支度をした。そして家人が○○(次男)に
「○○、お母さんとお父さん、これからお姉ちゃんに逢いに名古屋まで出掛けるからね」と言った。すると次男が、
「今から？、えっ、お父さんも一緒？」
「うん」
「お姉ちゃん、何かしたの？」
「何もしないわよ」
「じゃ、これから何かするの？」
「・・・・」
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