（４２）噴水公園
家の近くに市営の小公園がある。小さいながらも子供の格好の遊び場。隅には水飲み場もあり（口が上を向いており、取っ手をひねると水が上にチューッと吹き出すやつ）、σ(-_-)も犬の散歩で寄ったときには、お世話になっている。
しかしこの小公園、下が地面のままので、夏になると雑草が生い茂る。すると町内会の奥さんが総出で刈り取りのボランティアということになる。ただでさえ暑い真夏なのに、ほんとに大変。みんな汗だくの作業だ。これではたまらんというので町内会で話し合い、芝生を張ることになった。
こっちはしがない一市民だから、市との打ち合わせがどういうふうに進んだのか全然知らん。とにかく昨年の秋、無事完成した。これで来年から汗だく作業はなくなるとホッと一息。ところがそれから半年も経たない今年の２月、いきなり工事車両が何台も来て、公園の真ん中に大きな穴を掘り始めた。(@_@)
なにごとならんと聞いてみると、公園の真ん中にでっかい防火水槽タンクを埋めるんだと。おひ、そりは結構だが、せっかく綺麗に張った芝生はどうなると思ったら、「もちろん元通りにキチンと張ります」だって。な〜にを云ってるア○ポ○タ○、そんな問題じゃね〜じょ。段取りのことを云っているのだ。
芝生を張ると云ってもタダじゃない。それをやり直すのだから、予算の無駄使い。あんなでっかい防火水槽、それを今年の２月に埋める話が昨日や今日持ち上がったわけではあるまいに。
おまけに２月の工事なら、今年の夏には十分間に合う。それなら工事が終わってから、芝生を張る段取りにすればよかったのに。と、状況の分からない一般市民としては、しばらくブツブツ。そうこうするうちに工事は完了、芝生も張り直されて元通りの姿となった。
先日、犬の散歩がてら、その公園に立ち寄った。「ふんとにもう、無駄使いだ」と思いながら、足は水飲み場へ。飲もうとして取っ手を軽くひねると、水がビューッと噴きあがった。
オオッと思わず後ずさる。そこへ上から水がザーッと落ちてきた。なんとすごい水圧だ。そこで今度は注意しながら、ほんのちょっとひねってみた。それでも水がビューッと噴きあがる。フ〜ンと思いながら、今度は思いっきりひねってみた。するとなんと、回りに植えられている立派な樹木のはるか上まで噴きあがった。そのあとは、もちろんザーッ。
きっと防火水槽の関連で、水圧を高めてあるのだろう。しかしこれでは飲むことは出来んぞい。（ものは試しで蛇口に口をかぶせた状態で取っ手をひねってみたが、ひどい目にあった・・・）
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