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    (377)小水地獄


 ゴールデンウイークなど大連休の寸前には、重要な手術は避けた方がいい。もちろん緊急の場合は別。しかし緊急でなければ、大連休の前は避けた方がベター。というのは、大連休となれば医者も個人的に処理したい用事がいろいろある。そこで担当医が不足したり不在になったりすることがある。

 ン年前の4月27日、女房が下腹部の手術を受けることになった。その手術日が決定したのが、2カ月も前の2月の終わり頃。手術が2カ月も先になったのは、

1.緊急性はない。
2.ゴールデンウイークの直前は、病院も比較的すいている。

みたいなことが理由だった。

 当日、その大病院で手術は無事終了。担当の女医さんから、「翌日くらいに手術した箇所が腫れてくる場合がある。手術した箇所が尿管の近くなので、腫れが強いと 人によってはオシッコの出が悪くなることがある。その場合は、適宜処置する」というような話があった。

 しかし幸いなことに?当日も二日目も、小用は順調。看護婦さんも「手術後の腫れは、ほとんど無いようですね
しかし三日目、病院へ顔を出すと 女房が浮かぬ顔。聞けば、「オシッコが出なくて苦しい」という。σ(-_-)が顔を出す前に 女房が.看護婦さんに処置を頼んだが、「もう少し様子をみましょう」と言われたという。「そうか」というのでしばらく我慢していたが、尿意は激しくなるばかり。いくらなんでも....というので、今度はσ(-_-)が看護婦さんに処置をお願いした。

 ところが「当直医が見あたらない(所用で出かけたらしい) → 携帯も持って行ってない → 医師のOKナシで勝手に処置できない → もう少し我慢してほしい」という。挙げ句の果てに「まさか今になって、こんなに腫れがひどくなるとは」みたいな... 

 (なんだ、それは... )と思ったが、油汗を流して苦しがる女房をなだめながら、もう少し我慢。しかし ついに女房が腹を押さえて悶えはじめた。もう怒り爆発と思ったところへ、当直医さまが御帰還。無事生還して元気で暮らしているが、いま思い出してもムカッ腹が....

 

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