1年ほど前、我が家の電話FAX兼用機の内線が通じなくなった。内線が使えないと、とても不便。しかし修理に出すと、その間 電話&FAXが使えない。電話はもとよりFAXもけっこう来るので、1週間以上も使えないとなると、非常に困る。それに
ちょうどFAXの印刷方式に不満があったので、いっそのこと買い換えようと思った。
そのとき使っていた兼用機は、ロール状のカーボンフィルムで字を印刷してゆく方式。FAXが来たりコピーを使うと、フィルムが巻き取られてゆく。しかしセットした最初のうちはいいが、巻き取りが多くなってくるとフィルムが目詰まりを起こしたりする。そのたびに機械から「セットをやり直してください」と怒られる。しょっちゅう怒られるので、次回購入するときは印刷がトナー式になっている兼用機を購入しようと思っていた。
さっそくかなり大きな量販店に出かけた。大規模店にふさわしく品揃えは豊富だったが、σ(-_-)の希望するようなトナー式の兼用機は無かった。せっかく買うのに同じようなモノを買う気になれない。そこで結局
買うのを止めた。以来 内線が通じない不便を、ずっと我慢していた。ところが先日、今度は電話そのものが通じなくなった。これでは どうしようもない。最悪
フィルム式でも仕方がないと、また同じ量販店に出かけた。
同じ売り場に行き、店員に希望を伝えると、
「いやぁ 家庭用ではトナー式の兼用機はありませんねぇ....」
「やはりそうか....(フィルム式でも仕方ないか...それとも いっそのこと業務用にでもするか....)」
などと思いつつ売り場の端の方を見ると、他の多くの製品とは形が異なる機械が1台 鎮座している。メーカーは、最近 何かと話題になったS社。形は電話FAX兼用機というよりパソコンのプリンターのよう。そして大きさも
その辺に並んでいる兼用機とくらべて2,3割大きい。しかし兼用機みたく、子機が2台ついている。
「これは何ですか?」と聞くと
「それも電話とFAXの兼用機です」
「ふ~ん 型が少し大きいですが、やはりフィルム式ですか」
「いえ、それはトナー式です」
「えっ?.....それじゃあ業務用かなんかですか?」
「いえ、それも家庭用です」
「 (@_@)(なんじゃそれ....)」
「それなら、だいたいσ(-_-)の希望するモノなんですが....」と云うと、
「少し大きいので、家庭では置き場所に困る場合があるんですよ」
「(それはこっちが考えることだろう)」と思いつつ 機能をチェック。すると電話FAXの兼用機にマルチプリンターを合体させたような感じだった。当然 スキャナなんかも付いているし、フィルム式と違ってカラーコピーもできる。なのに値段は他の兼用機と変わらない。
「他(ほか)のと比べて値段も高くないですね」と云うと、したり顔で
「いろんな機能を小さい体積に詰める方が技術的に大変なんですよ」と抜かしおった。
人間が出来ているので?、グッと我慢....黙って「コレにします」と云って購入してきた。
帰宅してさっそく設置。いっそのことPC用に使ってる既存のプリンターと交換してやろうかと思ったが、配線し直すのがメンドウなので それは止めた。しかし思い通りのモノを手に入れたので実に満足している。それにしても「家庭用でトナー式は無い」とは、どの口が言うた....
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