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    (231)信じられない計画


 女房が趣味の会の関係で、毎年、アチコチへ行く。今年は四国高知県だとか。5年ほど前に同じ高知県へ行ったときは、飛行機だった。今回もそうすると思っていた。すると「瀬戸大橋を渡りたいので、今年は自動車で行く」という。

 ふ〜ん、それはまた大変だ。それにしても、誰が運転してどうやって行くかと思ったら、「8人乗りの車を持っている人がいる。各地の人は最寄りの場所でその人に拾ってもらい、乗り合わせてゆく」という。

 そいでなんだかいろいろと打ち合わせをしていたが、ある日、「当日、午前8時に名神の一宮IC近くのサービスエリアまで乗せてってほしい」という。なんでもそこで拾ってもらう手はずだとか。「いいよ」と返事しつつ、何気なく計画を聞いたら、それがまぁなんと信じられない計画。

 8人乗りの車を持っているのは日進市(名古屋市の東側)に住むさん。さんはまず名阪道路三重県の桑名市に行く。三重県桑名市と言えば、名古屋を横断した西の方。分かりやすく云えば大阪寄り

 そこで数人拾い、また名古屋を横断して日進市にトンボ帰り。 そこで数人拾い、今度は名古屋市を縦断して名古屋ICから名神高速に入る。そして一宮IC近くのサービスエリアで女房を拾うという。なんじゃそら....

 日進市からそのまま名阪で大阪へ向かえば、女房を一宮IC近くのサービスエリアで拾ったくらいの時間には、少なくとも京都にはついている....

 そこで最初に日進市で数人乗せて出発。どうせσ(-_-)は一宮IC近くのサービスエリアまで乗せてゆくんだから、それを名古屋あたりの名阪に便利な適当な場所にすればいい。そこで女房を拾った後、そのまま名阪に入って途中の桑名で最後の数人を拾えば何のムダもない。

 そこで「いったいどうしてそんなムチャクチャな計画....」と聞いたら、じつはさんは趣味の会の新入会員。乗せてゆくのは先生ばっかし。先生方と個別に時間を打ち合わせしたら、みんな「○○時がいい」とそれぞれの返事。それをさんがすべて承知したので、そういう事になってしまったという話。

 それで、「名古屋まで送っていってやるから、せめてお前だけでも名古屋で拾ってもらえ」と云ったら、「私もそう云ったんだけど、さんはいえ、私が動けば済むことです。他の先生を迎えに行って、アサミ先生だけ名古屋に出てきてくださいとは云えません”と云って聞かない」という。

 そんなこと云っても、どうせσ(-_-)は女房を一宮IC近くまで送ってゆく。北へ送って行くか南へ送って行くかの違いはあっても、やること同じ。しかしここでσ(-_-)がいろいろ云うと、ますます話がややこしくなりそう。そこで黙って一宮IC近くのサービスエリアまで送って行った。

 ぶじ落ち合って、さんもニッコニコ。笑顔で全員出発した。まぁ本人がご機嫌ならそれでいいけど、ホントにアキれたというかムチャクチャな計画....(^-^;

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