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    (208)年金キャンペーン


 江角マキ子が年金納付キャンペーンCMに出演したにも関わらず、自分が未納だったことが判明し、CMは降板となるは、CM料は返済するわ、謝罪は強いられるは、と思わぬ騒動となった。なるほど、これはちとマズかった。

 ところがそれをきっかけに閣僚や主立った政治家も、年金負担金を納付していなかったことが発覚した。

 福○総統も、「(納付していなかったら)犯罪になるんですか」と開き直ってみり、「これはプライバシーの問題」として幕引きを図ったが、結局は白状することになった。

 いま判明しているのは8人くらいらしいが、代議士全員を洗ったら、ぞくぞく出てくるような気がする。それでは国会運営にも支障を来しそうだし、なにより参議院選挙に影響するかもしれない。そこで、「プライバシーの問題」として、あくまでこのまま幕引きを図る雰囲気。

 年金負担金の未納は、たしかに犯罪ではない。しかし国民の負託を受けて国政に携わる政治家ともなれば、率先垂範して納付すべきなのは当然のこと。

 そこで不注意とはいえ未納が判明したとあれば、「不注意とはいえ、政治家ともあろう者が未納だったとはまことに恥ずかしさの限り。七重の膝を八重に折って陳謝いたします」という話になっても不思議ではない。

 しかし「犯罪でなければ問題ないだろう。なにか文句があるのか」というのが政治家の感覚。まことにお粗末の限り。

 考えてみると、こういう事が発覚したのは、江角マキ子の年金負担金の納付キャンペーンCMがきっかけ。これで問題が表沙汰になったため、未納で放置してきた政治家も納付せざるを得なくなった。

 うん、年金キャンペーンは大成功。江角マキ子は大功労者。CM料を倍額払え。

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