今年は阪神がぶっちぎりの優勝。その勢いで、中日と巨人の監督がそれぞれ契約期間を1年残してクビになった。結果論とはいえ中日は貯金7で、俗に言うAクラス。現時点では暫定2位だ。それでも「成績不振の責任」をとってクビになるというなら、監督もたまったもんじゃない。
巨人だって貯金5、ヤクルトの結果いかんではAクラスの可能性がある。おまけに昨年の日本一。そんな監督がクビというんだから、なんだか訳が分からない。
1週間ほど前、或る雑誌を読んでいたら、「原監督は前の敵(他チーム)ではなく、後の敵(フロント)にやられた」と云う主旨のことが書いてあった。へぇ〜、フロントというのは前の事だと思っていたが、巨人では後のことを云うのか。そりゃあシロウトに理解できんのも無理はないな....
その雑誌によると、江川事件の時に暗躍、じゃなかった活躍した人物がチームテコ入れのため、ゼネラルマネージャーとして送り込まれたという。そのGMは「“これ以上、原監督に勝っ手なマネはさせない”と云うので、来期は現コーチ陣の大幅入れ替えを図った。それを原監督が拒否して、フロントと関係がおかしくなった」と云う主旨のことが書いてあった。
まぁ、なんと雑誌というのは好き勝っ手に書くもんだと思ったが、そのGMが推薦したコーチ陣というのが、須藤、池谷、阿波野の3人。昨日の新聞を見たらその3人がほんとにコーチに就任してたのでビックリした。
σ(-_-)は中日ファンなので、巨人の監督に誰がなってもいいけれど、堀内監督は嫌いじゃない。前に中日
X 巨人の解説を聞いたことがある。(どうせ巨人ベタベタの解説をするんだろう)と思って聞いていたら、解説者の立場からの冷静and公平な解説だった。それでかなり見直した。
そんなことより問題は中日。ココで来期の中日監督は大島康徳氏と書いた。しかし予想は大ハズレ。わっはっは と笑っている場合ではない。実はこれ、予想ではなく強い願望だった。それが崩れたので、ちとがっかり。
そして落合監督については、少々複雑な気持ち。
中日ファンとしての立場からいうと、落合は中日をポイして巨人へ移籍した選手。ポイした方はなんとも思っていないかもしれないが、ポイされた方はかなりショック。
あのとき中日と巨人で、提示額に大きな差があったという。そのうえ巨人となれば、移籍したくなるのも分からんでもない。しかしファンとは勝手なもん。女房と二人で「裏切者」とか、「中日にいれば、いずれは監督なのに」、「巨人なんかに行ったって、用がなくなればポイされるに決まっている」とか、さんざんクサした覚えがある。
案の定、数年して清原が入団したら、巨人がポイ。(それ見ろ、云わんこっちゃない)と思った(清原も、そろそろポイでは...)。その落合をなんでいまさら、というところ。
ただ落合には好きなところがある。
一流選手だったから、ヒットを2千本以上打っている。とうぜん名球会に入る資格がある。しかし彼は、入会していない。だから好き。
名球会というのは、200勝や2000本安打を入会資格として元国鉄スワローズのピッチャーだった金田が作った組織。いうまでもなく金田は400勝投手。ストレートは、まるで2階から投げおろされるようでものすごかった。そこで最高の投手と思っているけれど、個人的には好きになれない。
金田が引退してから名球会なるものを作った。それはいいけど、最初の名前は昭和名球会だった。つまり成績だけでなく昭和生まれであることが条件だった。なぜそうしたかといえば、自分より先輩の資格者を閉め出すためだったという。そうすれば王・長島を従えて、自分が球界の帝王になれる。そのうち大正生まれはみな亡くなった。そしたら昭和をはずして、単なる名球会にしたという。
どこまでホントか知らないけれど、この話しを聞いて金田個人も名球会も好きでなくなった。その名球会入りを落合が拒否したというので、(いや、感心感心)と高く評価しているわけ。
そんなわけで落合監督については、少々複雑な気持ち。そこでとりあえずは、静観することにした。(^-^;
|