ある日曜日の午後、電話がリーン。出ると知人のAさん。
「いまゴルフの帰り。○○ICから名神に乗ったところ。途中で浅見さんの近くを通る。そこで浅見さんの都合がよかったら、○○パーキングで落ち合って、例の品物(仕事用で預かっていた物)を渡して欲しい」との話。
ちょうどヒマだったので、二つ返事で引き受けた。時計を見ると、約束した時間まで、あまり余裕がない。そこで急いで用意して出発した。
高速に乗ってから、大変なことに気が付いた。なんと、財布を忘れてきた。(_ _;
もちろん免許証もない。しかし高速道路なら、検問は無いから、それはいい。問題は、金だ....
(まいったな〜、これじゃあ高速から出られない)と思ったが、すぐ(あ、Aさんに借りればいいや)と思った。往復で2000円くらいの話だ。大したことはない。
約束の時間に○○パ^キングでAさんと会った。Aさんは、やはり顔見知りBさん、そして運転手役らしい見知らぬCさんと一緒だった。
品物を渡すのもそこそこにワケを話した。するとAさん、「いやあ、実はオレ、いま持ち合わせがないんだ」
(おや、まあ)と思ったが、タイミングが悪ければ、そんなこともあるかも。
「そっか、じゃあすまんけど、Bさん頼むよ」
するとBさん、「いや、それが実は自分も....」
ブルータス、お前もかっ!
さすがに困ったと思っていると、AさんがCさんに、
「なぁ、Cさん。2千円、貸してやっってくれないか。2千円は、明日、自分が返す。自分は、後日、あさみさんに返してもらう」
(やれやれ助かった)と思っていると、Cさん、財布をモゾモゾさせながら、
「うん、いいけど、いま2千円貸すと、こっちが高速から出られるかどうか....」
ふみゅう、お金を貸して貰う者が言う事じゃないけれど、なんちゅうゴルフ....(^ー^) それでもなんとか2千円借りて、無事、我が家へ帰ってきた。(笑)
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