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    (175)田舎の小鳥


 一番近い最寄りの駅が、田圃の中を車で5分走った無人駅。
というくらいの田舎にσ(-_-)は住んでいる。そんな田舎だから、都会では見かけなくなった小鳥もたくさん住んでいる。

云っても信用しないかもしれないが、近所の田圃には青鷺、白鷺、小鷺が舞っているし、畑には雉(きじ)だって住んでいる。ついでにカラスだって飛んでいる。(笑) まぁ、白鷺、小鷺は、あちこちでも見かけるが、青鷺や雉は珍しいと思う次第だ。

 そんな田舎だから、我が家にも、なんだかんだと鳥が巣をつくっている。駐車場の軒下には毎年ツバメが営巣するし、坪庭の木には野生の鳩が巣を作っている

 雀は2階の部屋から突き出したクーラーフードの中。1階の台所の換気扇フードの中には、モズくらいのワケの判らない小鳥が巣を作っている。クーラーフードの雀にも困ったもんだが(クーラーをつけるわけに行かないので)、σ(-_-)の部屋じゃないから、まぁいい。しかし問題は台所の換気扇フード。

 換気扇のフードの中には、水平のフタがついている。スイッチを入れると、フードが持ち上がって空気を排出する仕組み。モズだかなんだか知らないけど、そのフタの上に巣作りをした。そこで家人が換気扇のスイッチを入れるとフタが持ち上がり、巣は大騒ぎとなる。(笑)

 できるだけスイッチを入れないようにしているけど、σ(-_-)の大好物でもあるヤキ魚でもやると煙がモウモウ。どうしてもスイッチを入れざるを得ない。スイッチを入れると、地震とガス攻撃にあったヒナは、ピイピイ。親はフードの外をぎゃあぎゃあと鳴いて飛び回る。子供は「お父さんが魚を食べるから悪いんだ」と泣き叫ぶ?。

 そんなわけで、氏名不詳の小鳥が巣立つまで、焼き魚はお預けとなった....

 

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