Free talk 雑談

    (153)歩きタバコ


 先般、東京で或る会議があった。当日の朝、上京し、午後から夕方まで東京駅近くのホテルで会議した。会議が終わったら、

 翌日は名古屋で所用があったので、会議が終わったら、そのまま日帰りの予定。しかし最終の新幹線まで、数時間の余裕がある。そこでしばらく会っていないAさんとBさんに会い、一緒に夕食することにした。

 まずホテルのロビーで、Aさんと待ち合わせし、二人で有楽町近くの食事の店に移動し、そこでBさんと待ち合わせることにした。ロビーでタバコをふかしながら待っていると、やがてAさんが来た。

 「やぁやぁ久しぶり」と挨拶を交わし、さっそく二人で食事の店に出発した。ホテルを出るとき、もう1本、タバコを吸いたかった。しかしちと話が弾んでいたので、(まぁ、話が一段落してからでいいや)と思い、吸わなかった。

 やがて有楽町のガードに近づいた頃、ようやく話も一段落。そこでやおらタバコを取り出した。するとAさんが、「あ、ダメですよ」

「ン?」と云うと、「このガードから向こうは千代田区です」。(それがどうした?)と思ったら、「千代田区は歩きタバコ禁止になりましたから、見つかると罰金取られます」と言う。

「おお、そう言えば、テレビでそんなニュースをやっていたなぁ」と思い出した。それにしてもどうやって取り締まるのかと思ったら、警察ではなく監視員みたいな人がいて、巡回しているらしいという。なるへそ、と納得したが、「それなら、もう少し早く吸えばよかった」と思った。(_ _;

 まぁ、それはそれで良いけれど、「ここから先は千代田区」などと地面に印がしてあるわけではない。当然σ(-_-)のようなお上りさんには、どこから何処までが千代田区なんてことが分かるわけがない。

 たまたま地元の人間が一緒だったから良かったけれど、そうでなlければ完全に捕まっている。逆に云うと、捕まるのはσ(-_-)のようなお上りさんばっかりじゃないのかな。そんなお上りさんが歩いていて、見知らぬ人間にいきなり「金払え」と云われたら、さぞかし驚くだろうなと思った。(^-^;

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