Free talk 雑談
(124)ただいま陰謀中
 先日の夜、女房が急に「ねえ、わたし5月くらいに九州へゆきたいなと思っているの」と言い出した。(なにを言い出すのか?)と思って顔を見ると、「実はね、友達何人かと、“九州観光に行かない?”という話が出てるの」

 (アホなことを)と思いつつも、そんなことはおくびにも出さない。(~-~) 「ふ〜ん、しかし九州と云っても結構大変だぞ(なにが...)」
「うん....」
「やめとけやめとけ、無理するとロクなことがない(わけの分からん反対...)」
「でも5月だったら暖かくなるし、、、、一緒に行かない?」
「どうしてσ(-_-)が?....」
「だって二人で出かけたなんて結婚した頃だけ。ここ最近、どこへも行ってないじゃない」
「(ドキッ!)」
「銀婚式のときだって、30年記念のときだって....」
「・・・・・」

 意外な角度からの攻撃に思わずあたふたしたが、瞬間、名案がひらめいた。
「わかったっ、それじゃあ中国へ一緒に行こうか!」
「中国?」
「そうだ。といっても中国は広いから上海あたりはどうだ!」
「いいけど...でも上海って、普通の都会じゃない」
「ああ、もちろん都会。しかし昔からの都会だから、風情があるって話だ」
「・・・・・」
「それに近くに寧波(ニンポー)といって、日本でいうなら奈良や京都みたいな古都もある(ウソであり、ホントであり...)」
「ふ〜ん」
「それにな、寧波には中国の古い文物(ぶんぶつ)で有名な博物館もある(最近できた麻雀資料館のことだ....)」
「博物館?、それなら北京の故宮博物館にゆきたいわ」
「お前は何も知らんなぁ。中国では貴重なものは中央より地方の博物館の方に残っているんだぞ」
「ふ〜ん」
「それに上海の近くに広州というところがある。昔から中国では“食は広州にあり”と云って、ここは世界のグルメのメッカなんだ」
(“世界の食材が売られている”という意味で、食べる話とは別問題かも知れないが、この際どうでもいい(*_*; )
「ふ〜ん」
「なにせ中国の宮廷料理から各地方の料理まで食べ放題らしい(メシくらい食わさんと怒るだろうしな....)」
「・・・・」
「別に5月にこだわることはない。とりあえず九州の話は止めて、そっちをメインに考えることにしないか」
「うん....」

 あと一息だ(笑)

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