ドラ02・ドラ替え


 これは静岡県浜松市の某所で麻雀をしたときに目ん玉が飛び出そうになったルールです。

 ドラが河に4枚捨てられた(ドラが河とドラ表示牌を含めて4枚でもいいらしい)場合、槓ドラの様にドラ表示牌が新たにめくられるというルールで、裏ドラものります。新たなドラが、場に4枚切れていたらまためくります(以後、繰り返し)。これを「ドラ替え」と呼んでいました。

 ドラ表示牌がめくれ過ぎて 王牌14牌残しでは足りなった場合、最後に開けたドラ表示牌から右に8牌残して流局となります(槓がなくて、ドラ替えが3回起こった場合、つまりドラ表示牌が4枚ある場合の王牌は20枚となります)

 ローカル・ルールだとは思いますが、どのような経緯で出来たルールなのでしょうか。

 質問を拝見したとき、ちと驚きました。
 むかし ドラはアガった人が王牌の末尾牌をめくり、同じ牌があればプラス百点(今の点数でいえば二千点くらいの価値)というものでした。それが順次変化し、いまのような固定型となりました。その変化の過程で、「もともとのドラが4枚捨てられたら(もちろんドラ表示牌を含めた4枚でも)、ドラ表示牌を新たにめくる」というルールが行われた時期がありました。

 そんなルールも槓ドラの成立とともに消滅していったのですが、静岡県浜松市の某所では少し形を変えて生き残っていたわけです。ひょっとしたら別の地方でも、まだ存在しているかも知れませんね。