知人からヤフオクで1960年代に製造されたというベークライト牌を落札したというメールがきた。添付された画像を見ると、なるほどなるほど も も逆流れ、三元牌はドラゴンスタイルで、まさにアメリカ牌。
牌の大きさは、縦30ミリ・横22ミリ・厚み12ミリの中型。
アメリカ人の研究者ジム メイ氏のHPに、「ベークライトは1907年に作られた。ジョーカー牌とともに、ほとんどのベークライト牌は1930年代に製造された」とある。しかしどうしても色が悪い。キャラメル色なので、日本ではキャラメル牌と呼ばれている、オークションの惹句によると、アメリカではバタースコッチ牌などと呼ばれているそうだ。
そこで1960年代にはもっと色合いの良いカテリン(catalin)やヒラリン(pyralin)などが用いられるようになった。しかし廉価品としてベークライト牌も細々と製造されていた。
この落札牌、当時のルールパンフレットや花牌も1枚も揃っている(パンフレットの表紙に「1961−62」とあるので、50年くらい前に製造された牌と思われる)。
収納ハコ(アタッシュケース型で、幅50センチ・高さ8センチ・奥行き22センチ)もしっかりしているし、カギもちゃんと機能する。当時のサイコロも2個ついているし、起家マークも回転式の物がついている。そして牌台(牌を於く台)も完品だという。
となれば資料としても\30,000−くらいの価値は充分ある。それを\**,***-で落札したというのだから、まずはお値打ち。
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