中国麻将07・アガリ役のジョイント
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アホロートル 投稿日:2005/07/19(Tue)
アホロートルです. また質問をお願いします.
この手を清竜 一般高としたとき, どうして老少は加算できないのでしょう.
(1) フー
また下の手も花竜 喜相逢に, どうして老少は加算できないのでしょう.
(2) フー
よろしくお願いします.
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あさみ 投稿日:2005/07/20(Fri)
こんにちわ、アホロートルさん。
中麻は役が多いので分かりにくいのですが、基本的には日本麻雀と同じで、
独立した部分役のメンツをジョイントさせて別役を構成するのは1回しかできないのです。
これは中麻では「貼り付け1回」と呼ばれているようです。と云っただけでは分かりにくいですね。
※独立した部分役のメンツをジョイントさせて同一役を構成することは一切できません。
それを認めると、めくるめく重複麻雀ワールドになってしまうからです。(^-^)
この問題では、次の形がよく説明に使われます。
これは次の4メンツから成り立っています。
A行とB行はそれぞれ老少副、X列とZ列はそれぞれ喜相逢という役となります。
しかし独立した部分役同士のメンツジョイントは1回です。そこで先にA行とB行の老少副を
選択したとすると、A行とB行のジョイント役として、X列かZ列、どちらかの喜相逢しか選択で
きないことになります。
もちろん先にX列とZ列の喜相逢を選択すれば、A行かB行、どちらかの老少副しか選択
できないことになります。これを分かりやすくするため、下記のような順番でチェックします。
まずA行で老少副をチェック。
次にZ列で喜相逢をチェック。
最後にB行の老少副をチェック。
これですべてのマス目がめでたくピンク色。そしてピンク色同士は組み合わせ不可なので、
これで組み合わせは終了です。
このジョイント方式は、質問(1)のケースも同じです。
A行は、B行に関係なく一通という役になっています。A行とB行のジョイント役としては、日本麻雀
ではZ列の一般高という組み合わせしかありません。しかし中麻では他にAX+BZ行の老少副、ある
いはAY+BZ行の連六という組み合わせがあるので、アホロートルさんのような疑問が生じるわけです。
しかし独立した部分役同士のメンツのジョイントは1回しかできません。もしBZのをAZの
と組み合わせて一般高とすれば、その時点でBZも含めてすべてのマスがピンク色になります。
つまり組み合わせはこれで終了となります。もちろんBZの は、AX+BZの老少副、あるいは
AY+BZの連六のいずれと組み合わせてもいいのですが、いずれにしてもどれか一つの選択となります。
※中麻では一般高 老少副 連六、すべて1点役なので、この場合、どれを選択しても同じ得点になります。
(2)の手も同様です。
三色一通で、まずA行がピンク色になります。BZの は、AXの か、AZの のいずれか
にジョイントできます。どちらかにジョイントさせれば、その時点でBZの マスはピンク色になります(使用済み)。
そこで の喜相逢か、 の老少副のいずれかの選択となります。
※このページを書くにあたっては、IDさんに多くのアドバイスをいただいた。感謝 m(_ _)m
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ryu 投稿日:2008/03/27(Thu)
はじめまして、ryuと申します。
麻雀好きの1人としてずっと楽しく拝見していたのですが、中麻(公式)について疑問があるので書き込ませて
いただきました。疑問というのは一色四歩高の役の複合についてなのですが、現在のルールではおそらく連六
と老少副は複合不可となっていると思います。
たしかに「 なら連六、 なら老少副と必ず複合するから」という
のが理由だと思いますが、複合する役が確定していない以上、複合不可とするのはなんだかおかしいような気が
しています。
たとえば2006年改訂ルールでは、混一色と清一色のどちらかと必ず重複する緑一色は、いずれも複合可と
なっていますし、混一色と字一色のどちらかと必ず重複する四風会も、いずれも複合できます(これは前からでき
ますが)。
このように考えていくと、一色四歩高は清一色か混一色か缺一門と必ず重複する、などとキリがなくなってしま
います。むしろ一色四歩高のように「どちらかと必ず重複するから」、を不可とするのに無理があると思います。 ※門前限定役において門前清と不求人の両方を不可とするのは例外と考えるとして。
というのが疑問なのですが、これはやはり中麻に残るルール上の問題であると考えるべきでしょうか? あるいはもし考え方に間違っている点があればご指摘いただけるとうれしいです。
ところで、Yahoo!で「無期懲役」と検索すると麻雀祭都がトップに出てくるとはさすがですね(しかもwikipediaを抑えて(笑))
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我打麻将 投稿日:2008/03/28(Fri)
一部の数牌のランクに関する役には「すでに使った面子のみを組み合わせて役を作れない」という原則があります。
一色四歩高を数えた時点で、123 234 345 456 や 123 345 567 789 の順子はすべて「使われた」ので、123+456 の
連六、123+789 の老少副は数えられません。ちょうど、花龍に連六と喜相逢がつく形で、両方を数えてはいけないのと
同じ理屈です。
混一色と清一色と緑一色などの、手牌全体に関する役とは別の問題です。これらについては、まだルールが論理的
に完全ではないとの立場に賛成です。
ちなみに2006年に改訂されたルールでは、門前役に不求人の複合が可能です。
大会によって、そのルールになっているところとそうでないところがあるそうです(私は改訂前のルールしか経験がない
ですが…)。
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あさみ 投稿日:2008/03/28(Fri)
はじめまして、ryuさん
一色四歩高は12枚もの牌が必要ですが、それでも部分役です。
そして我打麻将さんのコメントにある通り、一色四歩高が連六や老少副との複合できないのは、「どちらかと必ず複合
するから」ではなく、「すでに使われたメンツを同士を組み合わせて、別の部分役を作ることはできない」からです。
これはこれとして、σ(-_-)も中麻にはいくつかのルール上の疑問を感じていますが、まぁ、ヨソの国の事なので(^-^;
>ところで、Yahoo!で「無期懲役」と検索すると
ホントだ....(@-@)
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ryu 投稿日:2008/04/26(Sat)
こんにちは。 また中麻に関して質問です。
という手は、形としては とという2つの三色三歩高が考えられ
ますが、1回のみカウントして あとは連六がつくだけだと思います。
同様に では三色三節高が、 では一色三歩高がそれぞれ2つ考え
られますが、採用は1回だけだと思います。
これは前回 ご回答いただいた、「すでに使われたメンツ同士を組み合わせて、別の部分役を作ることはできない」と
いう条件には完全には一致しないような気がするのですが、1度しかカウントできないのはなぜでしょうか?
気になって夜も眠れない…わけではないですが、理由があれば教えていただければと思います。
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我打麻将 投稿日:2008/04/27(Sun)
> 「すでに使われたメンツ同士を組み合わせて、別の部分役を作ることはできない」
より正確に行われているルールの抽象化を行うと、「すでに使われたメンツを2つ以上組み合わせて、
別の部分役を作ることはできない」となるようです。つまり完全には一致しなくても、部分的に該当すれば数えられなく
なります。
また日本麻雀でも「三色同順一盃口」は一盃口をキャンセルして三色同順を2つにすることはできません。この場合だ
と同じ面子が2つあるので違うと思われるかもしれませんが、面子を区切ってしまったらその内容に関係なくバラバラに
なると考えてはどうでしょう。
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あさみ 投稿日:2008/04/27(Sun)
中麻ルールはアガリ役が多いので、分かりにくい部分がありますね。(^-^;
正直いって、σ(-_-)も充分理解してるとは言えません....(ノд`)
で 質問についてですが、たしかに組み直せば いずれも2つの同類のアガリ役ができます。も
ちろんどちらの形を選択しても構わないわけですが、いったん選択すれば形が確定します。
その確定した形をもう一度 解体して、別の形に組み直すことは認められません。
この組み直し禁止を、中麻では「不得相同的原則」(同一役不可の原則)といいます。
そこで たとえば という形の場合、 という形の三色三歩高を選択したと
します。選択した時点で という形が確定します。確定した形を別の形に組み直すことはできないので、
三色三歩高が2種類カウントされることもないわけです。この理屈は、 における三色三節高、
における一色三歩高についでも同様です。
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ryu 投稿日:2008/04/28(Mon)
なるほど、確かに組み直すのは問題かも。。。
三色三歩高につく の連六は、組み直すんじゃなくて、別にくっついてきたというような感じでしょうか。
まぁそんなにうまい話はないよな、とは思ってはいましたが、なんとなくわかったような気がします。
我打麻将さんの日本麻雀の例も、そう言われてみるとピンときました。
いずれにしても役が多いからいろいろと「?」が出てきてしまいました。四面子でもこれだけややこしいのに、
五面子ある台麻になったらなおさら大変そうですね。
Wikipediaを見たら三色同順と一通が両方ついたりすることもあるそうで…
三歩高も とかなったらどうなるんだろう…とか思ってしまいましたが、深く考えると
とてつもない世界に突入しそうなのでやめておきます(笑)
あさみさん、我打麻将さん、
丁寧なご回答ありがとうございました。
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あさみ 投稿日:2008/04/29(Tue)
> 三色三歩高につく の連六は、組み直すんじゃなくて、別にくっついてきたというような感じでしょうか。
そういうことですね。 という三色三歩高の選択で残った は、 のどれか
1メンツにジョイントできます。とはいえジョイントさせて意味があるのは連六となるだけ、となるわけです。
>いずれにしても役が多いから
ほんと、公式中麻は ちと役が大杉....(^-^;
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