錯和 06・チョンボの範囲


匿名 2004/12/10(Fri)

浅見さん、ご無沙汰しています。 
今回は「チョンボ」について質問があって、メールしました。

先日、ゲームの途中で誤チー(この用語の使い方は自信が無いのですが)が発生し、と間違えてさらしてしまった人がいました。

すると対局者の1人が「これはノーテンリーチが流局時にチョンボとなるのと同じで、流局時にチョンボになるのではないか」と言い出しました。

本来のチョンボの意味、そして日本語の日常会話に入り込んだ多少変質?してしまったチョンボという言葉の意味と使い方と合わせて、教えて頂けないでしょうか。 


あさみ 2004/12/10(Fri)
 
チョンボは、漢字では錯和と表記します。中国読みでは「ツオホーですが、これがなまって、日本ではチョンボと発音されてます。

錯和(ツオホー)は、錯覚した和了=間違ったアガリという意味ですから、本来は、アガリ間違いのときのみに使われる用語です。しかし日本麻雀では、アガリだけでなく重度な間違い行為全般をさす用語となっています。

#こちらもご参照ください。
http://www.asamiryo.jp/chonbo01.html


それは仕方ないとしても、チョンボには
満貫払いという罰が付随しています。そして麻雀での間違い行為は、ツモ牌間違い、配牌間違い、カン間違い、ドラのめくり間違いなど山ほどあります。その中でなにを「チョンボ=重度間違いによる満貫払い」にするか、なにを不問にするかはルールによることになります。
 
たとえばノーテンリーチにしても、最初は流局してもチョンボ(満貫払い)ではありませんでした。それが一般では「重度な間違い」として満貫払いとなってきました。しかし数は少ないものの、「ノーテンリーチ?、どうぞご勝手に」というルールも存在するわけです。
 
間違い副露にしても同様で、現時点では「満貫払いとするほどの重度な間違いではない=そのまま進行、流局しても不問」というが一般的なルールと思います。そこでグループルールとして、ノーテンリーチと同じ扱い(流局したらチョンボ(満貫払い)するのはかまいませんが、現時点では先進的すぎる?ルールのように思えます。