チーポン06・小声のチーポン


 自分が捨てた牌を上家がポン、しかし、下家が気付かず牌を自摸り、手牌に入れ打牌した場合はどうするべきなのでしょうか。手牌に入れた牌がどれか分からない場合です。

 ポンの発声が小さかったために、下家が気付かず牌をツモってしまったと言うことですね。

 一般、あるいは家庭麻雀であれば、下家はノーペナルティで打牌を引っ込め、ツモ牌を戻す(何をツモったか分からなくなっている場合は、適当な牌を抜き取らせて戻す)。そしてポンの人はポンをして、進行するという方法が取られると思います。

 競技麻雀ではチーポンはハッキリ発声しますので、まずこのようなトラブルは起きません。またツモした途端にその牌を手牌に入れることはありませんので(手牌の右端に置いたままにしておき、不要牌を切る)、ツモ牌が何であったか判らなくなるということもまずありません(判っているから戻せば良いという意味ではありません)。

 いずれにしても競技麻雀ではこのようなトラブルは考えにくいのですが、それでもなお生じたとすれば、「小声であったかどうか」というのは相対的な問題ですので、それを理由に発声者に責任を課すことは無理があります。

 すくなくとも他家に聞こえた人がいる以上、発声はしているのですから、責任はやはり気づかずにツモってしまったプレーヤーにあることになります。となれな一事不再理の原則(元に戻せないことはそのまま進行する、というルール)にしたがい、間違いツモ者は錯摸でアガリ放棄、打牌は元に戻さずそのまま進行という事になると思います。

いずれにしてもプレーはお互いさまです。つねに対局者全員に聞こえるような発声に留意すべきですね。