チーポン 04・河底牌


 河底牌をチーポンする事も出来るのでしょうか?

 「河底牌で立直!上家が聴牌取りにポン、捨て牌が当たり牌」
こんな事まずないと思うけど;^^)

 河底牌をチーポンしたいというのは聴牌取りしかないわけですが、そうまでして聴牌取りしたいのは、もちろんノー聴罰を払いたくない、あるいは聴牌料が欲しいということです。

 このノー聴罰というルールは、第2次大戦後、日本で発生しました。つまり中国麻雀にはないルールです。ノー聴罰が無いのですから、河底牌をチーポンしたいという事もありません。そこで中国麻雀では河底牌はチーポンできない、というよりチーポン出来るか出来ないかという発想さえありませんでした。

 日本へもこのルールで伝来しましたので、現在も「河底牌はチーポンできない」というのが、通常のルールとなっています。

 中国古典麻雀の一部には、海底牌ツモ者は、それでアガリになっていなければ、河底牌を打たなくても良い、というルールもありました。このルールの場合ですと、チーポンしたくても、物理的にできないという。(笑)

 では河底牌は、いつまでなら鳴くことが出来るのでしょうか?
 海底牌の上(1つ前)の牌ならいいのでしょうか?

 河底牌の一つ前までの牌であれば、チー・ポン・カン、すべてOKです。