Guest Laboratory ゲスト研究室 

     (09)中庸麻雀システム


関 兆豪(Alan Kwan) 2007/04/01(Sun)

 麻雀の国際化は着々と進んできました。しかし1998年、作成された「中国麻将競賽規則」はかなり複雑で、国際ルールとしてはいくつかの問題点を感じます。そこで私は以下の目的を心がけ、「中庸麻雀システム」を考案しました。

1)国家的あるいは地域的な「癖」のあるルールを排除し、麻雀本来の素朴なゲーム性(1雀頭4面子をそろえて和了)を活かす
2)現代麻雀の華と言える「役」を中心に置く。そのために一番バランスの取れている「日本現代麻雀(リーチ麻雀)」の手役をベースにする。
3)ゲーム性や競技性を保ちながらも複雑なルールを避け、ルールをできるだけ簡単にし、系統性と整合性を追求する。

 これは私が古今中外の多くの得点計算システムを研究し、長年に渡って洗練してきたものです。国際競技ルールにおけるの今後の発展を促する方案の一つとして参考にしていただければ幸いです。
中庸麻雀システム公式WebSite
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