小布施町


長野県北部に位置する小布施町は、人口11000人余りのこぢんまりとした町です。
昔からその地域の交通の要所として、経済・文化の中心として栄えてきました。

その豊かな経済力から葛飾北斎や小林一茶ら多数の文人が訪れました。
晩年を過ごした北斎の迫力ある作品も「北斎館」に展示されています。
栗を生かしたお菓子や栗おこわなども名物として有名です。





昔の面影を残す町並み 北斎館から続く栗の小道

  現在、小布施町ではその往年の町並みの保存と共に
  オープンガーデンにも積極的に取り組んでいます。
 
住民と行政の共同によって運営しているオープンガーデンは全国でも唯一。

  道路の整備をはじめ、フローラルガーデンやフラワーセンターを創り、
  花作りの場所の提供、海外への視察旅行などの支援も行っているそうです。
 


様々な花で彩られた街路
北斎の「怒涛」をデザインした
マンホール
歩道には木のレンガが敷いてありました。







OPEN GARDEN


小布施オープンガーデンのガイドブック。
庭のカラー写真での紹介と地図、庭の花木の種類、
庭主さんからのメッセージが載せられています。(無料!)

2000年から始まったオープンガーデンは今年で3年目。
現在、個人庭園60(学校2、寺院2含む)、公共庭園5が公開されています。
プレートの出ている庭は自由に見学できます。


オープンガーデンのプレート ここははいれません(^^;
.54 桜井甘精堂本店、泉石亭庭園
庭だけの写真はご遠慮くださいとあったのですが
人物を切って使わせていただきました。だめ?)
55 笹岡昭一さんの山野草のロックガーデン


残念ながら当日は激しい暑さと、朝風呂の疲れから2件のお宅の庭しか拝見できませんでした。
しかしながら、ガイドブックを見ると先祖代々引き継がれてきた日本庭園や石庭なども多く
小布施ならではの色が濃く映し出されていました。

オープンガーデン=イギリス(=イングリッシュガーデン?)
などとと考えがちですが、日本らしい庭、地域にあった庭、そして日本ならではのオープンガーデンの形を見ることができ、小布施町そして住民のみなさんをとても頼もしく思ったのでした。

是非機会を作り、また訪れたいと思っています。



小布施町のHP
街づくり、花便りなどすばらしいです。



おまけ



桜井甘精堂本店の2件隣に「栗の木テラス」というお店があります。
栗羊羹で有名な、桜井甘精堂の経営です。
紅茶専門店、自慢の栗ペーストで作られたモンブランは美味!
オリジナルブレンドの紅茶はラプサンスーチョンがブレンドされていて
実にモンブランとあいました。(^^)
アンティークで飾られた店内はとても感じよかったです。

(意外とこれが目的だったりする?)