2006-07-25
本日は予約してあった桧原湖でフィッシングガイドを雇ってのボートフィッシングです。
昨夜泊まったペンション 森の便りで宿泊者のみに行っているこだわりのバスフィッシングガイドサービスをお願いしてみました。
このガイドはかなり自由なオーダーを聞いてくれるので「オリザラ、ビッグバド、またはヘドンのそれなりサイズのルアーでで釣りたい」と要望してみました。
ちなみに今回の釣行をしっかり記録しておきたいのでかなりの長文です。
超早く4時出船、8時までの4時間の予定です。この日は雨が結構強く振ってて微風もあり最高のトップ日和。しかし使うルアーがザラ等なので厳しいかも知れないとのこと。そんなことは重々承知さぁ。ここまでやってすんごく小さいルアーで釣ってもそれは今回の主旨に反するからね。
釣りを開始する前に重要な注意事項がありました。
上記3点でした。スモール釣るにはそれなりのノウハウがあるみたい。ラージを釣るのと同じじゃダメって事ですね。俺はいままで注意事項の1,2はまるっきり反対のことをしていたな。
一つ目のポイントはインレットのチャネル沿いにアシが生えてるポイント。
ガイド:「ここではビッグバドで行ってみましょう。アシ沿いをしっかり音を出しながら止めないで引いてください。」
ぴゅーんとキャスト。イマイチなところに着水。カショカショ言わせながらスローリトリーブ。だが反応はない。
ガイド:「ハイ。しゅう〜りょ〜。」
俺:「イマイチなところを1回しか通してないですが・・・。」
ガイド:「バドはアピールが強いですから1回通せば十分です。それで出ないようならこのポイントは見切ります。」
えぇっ!そんなに見切り早いの?普段の俺ならこのポイントだけで1時間は攻めるぞ。
1級ポイントのワンキャスト作戦でバイトを得られないままバドタイム終了。続いてオーバーハングのある岬に移動。
ガイド:「昨日の状況から推測すると岬にワカサギが寄ってて、それにつられてバスも寄ってきてます。ここはオリザラで行きましょう。」
俺:「でもオーバーハングまで距離があるんで届かないんですけど・・・」
ガイド:「バスはオーバーハングに付いている訳ではなくワカサギに付いています。ワカサギは岬の突端5〜6mくらいにいますのでその周辺を探ればいいわけです。」
ほー。今まで岸にドンピシャに投げることばかり気にしていたけどやっぱりベイトの動きって重要なんだね。
言われたとおり岬周りをノンストップドッグウォークで攻めてると
『バシャッ!』
うお!いきなりバイトだ!突然の事だったので合わせることもできず貴重なバイトを逃しちゃった。
でるじゃんでるじゃん!やる気が一気に急上昇。集中してノンストップドッグウォークしてると
『バシャッ!』
よしでた!今度はソッコーで合わせ見事乗った!バラシたくないのでちゃっちゃっと巻き上げキャッチ!
やりましたよ!初めてオリザラでキャッチしました!ちょっとサイズは小さいけど非常にうれしい!しかし20cmそこそこしかないくせにオリザラに出るんだね。スモールマウスだから?このサイズで食ってくるのであれば関東でも自信をもってオリザラ使えますね。
同じようなポイントを巡り、オリザラを投げまくると追ってはくるがバイトまで行かない。さすがにそんなにぽんぽん釣れるわけじゃないよね。
ガイド:「ちょっとザラにスレてきてしまったようですね。それならちょっとルアーを変えてスーパースプークにしてみましょう。」
ザラよりでかいじゃん・・・・・。しかもコイツってアクションするとカコンカコンうるさい奴でしょ?ザラで出ないのに出るんかねぇ。
ガイド:「スーパースプークはザラと重さも違うのでちょっと練習してみましょう。」
びゅーん、ぼっちゃーん。カコン!カコン!カコン!
重いよ、うるさいよ、このルアー。ロッドが柔らかいからアクションも思いっきりひっぱんないとちゃんと動いてくれないし。
ガイド:「スーパースプークはザラと違って・・・」
カコン!カコン!カコン!『ゴボッ!』
うお!でた!1投目からバイト!なぜか合わせも無事きまりランディング成功!
びっくり。まさかスーパースプークに出るとは思わなかったよ。しかも35cm。スモールで30cmUPは初めてだ。スーパースプークすごいかも知れない。
その後も同じようなところにキャストを続ける。しかしこのノンストップドッグウォークってすんげー疲れる。ロッドが柔らかい&ナイロンラインってこともあるんだろうけど、スーパースプーク重いしフルキャストで投げてるからアクションしてる時間長いしね。そんなんだから手がダルくてしっかりアクションできなくなってくるしグリッブもあまくなってくる。
カコン!『ゴボッ!』
うおー!アワセ損なったー!手がダルいからと言っていいかげんなグリップをしてたのが問題。むぅ集中力が切れかけてるな。集中せねば。
ガイド:「今あのへんでバスが捕食してましたね。あのへんに投げてみてください。」
ぴゅーん・・・ぼっちゃーん。さてしっかりグリップしなおして、糸フケを取って・・・
カコ『ゴボッ!』
うおー!ミスったー!糸フケとってる時にちょっと動いてしまい、その瞬間にバイト。完全に油断してた。
ガイド:「着水後にルアーがこっちを向いていないですね。サミングを練習して着水時にルアーが正面を向いているようにコントロールしましょう。今回のようにアクション1発目でバイトがあったときに遅れてしまいます。ラインがフックに絡むトラブルも発生しかねませんし。このちょっとの差でさっきのバスが獲れるか獲れないかが変わってきてしまうんです。」
むぅ。ミス2連発だ。しかもアクション1発目のバイトで2回ともミスってる。明らかに油断してたな。アクション1発目ってものすごく大事なんだね。
ガイド:「スーパースプークの反応が悪くなってきましたね。ちょっと大移動してシャローに移動しましょう。では今度はタイガーを使ってみましょう。水面で引き波を立てながらゆっくり引いてください。この引き波がスモールにかなりアピールするんです。
昨日はこのタイガーで16バイト8キャッチでしたよ。」
タイガーっすか。シブイっすね。タイガーまじめに使ってる人始めて見たよ。スーパースプークよりアピール度合いが小さいのでハイピッチでがんがん流す感じで探ってみる。ウィードエリア、マンメイド、アシ原、インレットなどなど攻めて見るがどうにも追ってくる奴はいるけどバイトまでには至らない。
ガイド:「うーん。タイガーでここまでバイトがないとちょっと厳しいですね。昨日の感じからもう少し反応あると思ったんですが。」
どうやらタイガーにかなりの自信があったみたい。保険ってかんじかな。そんなに信頼の置けるルアーだと思わなかった。タイガーでも釣ってみたいな。今度入手しよう。
ガイド:「では最後に反応良かったスーパースプークを準備してください。風の当たるパラアシの先端を攻めて行きます。
何度も言ってるように1発勝負ですから絶対に油断しないでください。」
気持ちを整え、風の流れを考え、ミスキャストしないように慎重にロングキャスト。パラアシを跨いで着水。いつバイトがあってもいいようにしっかりグリップし、いざアクション開始。
カコン!カコン!カコン!『ゴボッ!』
よし!でた!パラアシに差し掛かったところで絵に描いたようなバイト。今回は出ると確信していたのでしっかりアワセも成功。しかもコイツはでかい!ぐいぐい引き、ジャンプし、これぞバスフィッシングってカンジ。
無事ランディングし計測すると33.5cm。あれ?さっきのより小さいんだ。スモールは引きが強いっていうのはホントだね。ラージの感覚だと40UPかと思ったんだけどな。しかしスーパースプークはスゴイ。絶対に入手しよう。
ここいらでタイムアップ。本日は本当に楽しい&勉強になる釣行だった。こだわりのバスフィッシングガイドサービスもし機会があればもう一度お願いしたいですね。
■本日の教訓