旅をするには、まず健康であることが、最低条件です。 日本人にとって、サハラ砂漠は遠く、
一般的なリゾ−ト地ではありません。 ハワイ、タヒチといった南国の島やパリ、ニュ−ヨ−クなどの
大都会とは全く異質な砂漠。 都会の喧騒から 抜け出してみたくなった方に 少し情報を。
1) 砂漠は安全なのでしょうか ?
2)どんな言葉をはなしているの ?enter
3) どんなものを食べているの ?enter
4) どうやって寝るの ?enter
5) 何を着たら快適 ?enter
6) 常備薬は ?enter
7)飲み水はどうするの ?enter
8) トイレはどうするの ?enter
1) サハラは安全なのでしょうか ?
北アフリカでイスラム圏と聞くだけで、危険なのでは と考える方は多いと思いますが、どんな国にも
危険な地域があるように、勿論 北アフリカの各国にも 危険度の高い地域はあります。
アリジェリアの北部、 チャドの北部、 セネガルと隣接するマリの西部、 ニジェ−ル北部、 モ−リタニア南東部、
エジプトのナイル川流域のアシュ−ト近辺などでは、強盗が外国人旅行者を狙った事件が、過去に起きています。
また、地雷のある地域も多く、現地のガイドに従ったほうが賢明です。
日本の外務省のサイトで危険度を示していますが、アメリカやヨ−ロッパの政府関連サイトも参照した方が
より明確で適切に把握できると思います。
外務省ホ−ムページ (渡航関連情報) www.mofa.go.jp/mofaj
米国政府関連情報のサイト http://travel/state.gov/
現地のガイドは危険な地域を熟知したいますので、砂漠を動く時は
必ずガイドと同行することです。 車にGPSを備えていても、砂漠では
地図どおりではないことが多く、ロシアのものが一番よいと仏人ガイドは
言っていました。 自然の力は、時として想像を超え 何が起きるかわかりません。
常に万全の準備をしなければなりません。
北アフリカは、殆どイスラム圏ですので、旅行前にイスラム教について調べることが必要です。 私は女性ですので、
現地の女性に 気軽に 声をかけられるのですが、男性は、気をつけて行動しなければなりません。 写真を撮る時は、
必ず了承を得てからです。 郷に入っては郷に従え ということです。 イスラム教では、富める者は貧しい者へ施しを
するのは、当たり前というか、当然のことなので 彼らは 旅行者を裕福だと思っているらしく、何かにつけて お金、
お金と言ってきます。 私も 初めは 煩わしく思っていましたが、慣れるにつれて 自然なこととして受け入れられる
ようになりました。
チュニジア、モ−リタニアは、女性の旅行者にとって 比較的安全ですが、 観光国モロッコだけは、なかなか手強い
国です。 エネルギ-資源の産出がゼロなので、リビアやエジプトのように 道路の整備も進んでいませんし、教育水準も
低いです。 至る所に ガイドと称する地元の男性が大勢いて、とてもしつこく付き纏います。 彼らも生きるために お金
を稼がなければなりませんから これも仕方ありません。 英語以外に フランス語かアラビア語が話せると、フランス語圏
が殆どですので 親近感が湧くらしく こちらのいうことを聞き入れてくれます。 もっとも一人旅に慣れていないと すぐに
このテクニックを習得できるとは、思えません。 私は、ヨ−ロッパを一人で旅行して ある程度経験をつんだ後でしたので、
2回目からは どう対処するべきかが 把握できるようになりました。
砂漠で危険なものが、もうひとつあります。 それは、毒蛇とサソリです。 冬は冬眠しているので、安心ですが、
6月から9月ごろ、 夜から朝にかけて活動します。 サソリは、自ら人を刺すことはなく、こちらが何かの危害を加えた
場合に攻撃してきます。 むやみに岩をひっくり返したりしなければ大丈夫です。
戻る