POP3 IMAPの設定 |
---|
このページでは、クライアントがメールを受け取る場合の設定です。POP3 または IMAP を使用した設定を説明してます。 | ||||||||||||||
| ||||||||||||||
1.POP認証について | ||||||||||||||
qmail 自体にPOP3の機能はありますが、(”/var/qmail/bin/qmail-pop3d”がそれにあたります。)そのデーモンには認証機能がありません。 そのため、POP認証には”checkpassword”というプログラムを使用して認証機能を付けます。 ”checkpassword-0.90.tar.gz”を”/usr/local/src”にコピーして、アーカイブを解凍して以下の様にコンパイルをします。
”checkpassword”は”/etc/passwd”を参照して認証を行います。つまり各メールユーザーのパスワード設定は”passwd”コマンドで行います。 ”checkpassword”を起動の仕方についてですが、qmail の起動と同時に処理するので”qmailの運用”を参照してください。 | ||||||||||||||
2.courier-imapのインストール | ||||||||||||||
”courier-imap”とは、POP サーバーと IMAP サーバーの両方を機能を持つプログラムです。 Maildir形式に対応しているので、今回使用することにします。 POP3 と IMAP の大きな違いは、POP3 の場合はメールを受信すると、サーバーからメールデータが削除されますが、IMAP の場合はユーザーが削除しない限りメールデータがそのままサーバーに残ります。 POP3 はサーバーに負担は掛からず、IMAP はサーバーに接続さえできれば、どのパソコンからでも過去のメールが参照できると言う利点があります。 POP3、IMAPのどちらの機能を使用するかは個人の自由です。 ◆ インストールの仕方について ”courier-imap-1.5.3.tar.gz”を”/usr/local/src”にコピーしてからコンパイルをします。
コンパイルする時に注意する点は、(1) からは一般ユーザーで行ってください。root権限で行うとエラーになります。(2) からまたroot権限に戻します。 ◆ 起動について インストールが終わると”/usr/lib/courier-imap/libexec/”というディレクトリィが作成されています。 以下が起動の仕方です。 ● POP3 の場合 /usr/lib/courier-imap/libexec/pop3d.rc start ● IMAP の場合 /usr/lib/courier-imap/libexec/imapd.rc start qmail の起動と同時に行うと便利なので、”qmailの運用”を参照してください。 |
先頭に戻る メールサーバーの設定に戻る TOPページに戻る |