Plamo Linux インストール メモ


 Turbo Linux が商用に近い形になってきたという事と、 実際メインで使用していたデーモン( Apache など)はパッケージではなく、ソースからコンパイルしているものが多く、 Turbo Linux を使うメリットが少なかったので、ディストロビューションを変えてみることにしました。 そこで選んだのが、Linux の原版とも言える Slackware を基に開発された Plamo Linux に手を出してみました。
 ここでは、私がその Plamo Linux のインストールした時のメモを記載して行こうと思います。
 起動とシャットダウンはかなり速いと思います。

≪ 項目 ≫
1.インストール準備
2.パーティションを作成
3.インストール

 1.インストール準備

◆ Plamo Linux をダウンロード

 まずはPlamo Linuxをダウンロードします。下記のリンクからダウンロードできます。

 http://plamo.linet.gr.jp/drupal6/

 Plamo Linux は、OS(Plamo Linux)が入ったCD1枚をCD−ROMからでも起動できると言われていますが、私はサーバーとして使う予定なので plamo-4.73_dvd.iso(DVD版)をダウンロードしてきました。 ちなみにCDだと5枚組
 (これを書いている時はバージョン5がリリースされていますけど・・・)
 ダウンロードしてきたファイルはイメージファイルなので、適当なDVDの書き込みソフトで焼きましょう。

 << 補足 >>
 ダウンロードしてきたファイルをチェックサムしたい場合、Windows だと標準ではチェックサムのアプリケーションが無かったので、Microsoftから提供されている fciv というものをダウンロードしてきたら、チェックサムできるようになります。 ただし、DOSプロンプトからの実行になりますけど、この中身とmd5sumに記載されている内容を確認してください。

 上記で焼いたDVD(またはCDの1枚目)を入れて、PCをCDブートさせたらインストール開始となります。
 ちなみにサーバーは、Turbo Linux で使用していたサーバーぼスペックそのままで動きました。

 〜〜〜 
 : 
 : 
 Plamo Linux のインストーラーへようこそ
 インストールを始めるには root でログインして setup を実行してください

 Welcome to the Plamo Linux
 install login:


 上記の様に画面が出るので画面通り、root でログイン(パスワードは聞かれません)。その後はコマンドプロンプトの状態になるので、setup と入力して実行しましょう。 するとセットアップ画面が表示されます。
 2.パーティションを作成

◆ パーティションを作成

 早速インストール作業に入りますが、必ずやっておかないといけないことはパーティションを作成です。
 もし、作成済みであれば、ここは読み飛ばしてそのままインストール開始をしましょう。
 セットアップ画面で表示されるのは、以下の4つです。

 ・キーボードの設定
 ・fdisk で Linux 用パーティションを作成
 ・cfdisk で Linux 用パーティションを作成
 ・Plamo Linuxのインストール開始

 個人的には cfdisk の方が、バイト指定で領域を設定できるので(fdiskはシリンダー単位で領域を指定)、そちらをお勧めします。
 パーティションを作り直したい場合は、一旦表示されている領域を削除してしまいしょう。

  ※削除した後は必ず write 命令(下の方にコマンドあるので・・・矢印キーでフォーカスを動かしましょう。 これをしないとせっかく変更した情報が反映されないようです。)を行い Reboot しましょう。

 作成する領域は、最低でも swap 領域と /(ルート)領域の2つが必要です。なので最低でもHDDの領域は2つ以上に分けます。
 ここで管理人はHDDを swap、/(ルート)、/usr、/home で領域を作成する予定にして、4つに領域を分けるようにしました。 swap領域は 256〜512MB ぐらいあれば大丈夫だと思いますが、/(ルート)と /usr は結構サイズとるので 2〜3GB ぐらいは持っておきましょう。 /(ルート)1つにするなら 10GB ぐらいは必要かなと思います。

  ※ fdisk、cfdisk の使い方は別のサイトでお願いします。
  ※ 作成する時に、プライマリパーティションか拡張パーティションか選択肢が出てくるので、プライマリパーティションを選択してください。 拡張パーティションを選んで更に細かく分けると、なぜかlinuxが起動しませんでした。ちなみに cfdisk は拡張パーティションを選べないようです。

 パーティションタイプは、swap 領域は「linux swap」で、それ以外は「Linux extended」で作成します。 特にswap領域を作成していなかったら、インストールが先に進みません。

 3.インストール

◆ Plamo Linuxのインストール

パーティション作成が終わったら、前の画面に戻って「Plamo Linuxのインストール開始」を選択します。
今度は、swap領域の設定と、インストール先とインストール元の設定をします。


● swap領域とインストール先の設定
 まず最初にやるのが、swap領域の決定とフォーマットを行います。上記で作成していなければここでエラーが出ます。(パーティションタイプで判断しているようです。)
 インストール先を設定します。まず /(ルート)領域の設定をします。上記で設定したパーティションのどれかを選択しファイルシステムを選択します。 swapのファイルシステムは固定で選択できませんが、その他の領域は選択できます。ですがここは無難に「ext4」を選択しておきましょう。
 スローフォーマットとクイックフォーマットとありますが、DOSのフォーマットと同じと思って構いません。 パーティションのサイズや何か変更したのであれば、スローフォーマットにしておきましょう。

 強制的に設定させられるのはこの2つの領域です。 あとは任意ですが、フォーマットが終わった後どこにマウントしてくるか聞いてくるので「/usr」、「/home」などと入力してください。
(頭の「/」は必要です。無くてもエラーにはならないのですけど、後で df で確認したらおかしなマウントになってました。)

● インストール元の設定
 ここでは CDブート( DVD-ROM で焼いているので DVDブート?)しているので、インストール元は DVD-ROM になります。 が、なぜか DVD-ROM 認識していない様なので、自動認識を選択して DVD-ROM を認識させます。 ちなみに管理人の PC は、IDE 接続で DVD-ROM を繋いでます。(自動認識でないとなぜか認識しなかったです。)

● インストールするカテゴリの選択
 ここは好みに応じて選択しましょう。ちなみに管理人は Gnome とか X window とか必要なかったので外しました。

● ブートローダの選択
 GRUB もしくは LILO を選択できます。
 管理人のサイトは、サーバーに Plamo Linux 1つのOSなので(Windowsと共存なし)LILO を選択し、書き込む場所もMBRを選択しています。
 (一般的には GRUB が多いと言われていますが、昔からある LILO を使ってます。GRUB の方が windows と共存してインストールしやすい聞いてます。)

● ネットワークの設定
 あとでも設定できます。設定する内容はホスト名、IPアドレス、サブネットマスクなどの設定です。


 以上でインストールは完了です。DVDを取り出して再起動すると Plamo Linux が起動します。


TOPページに戻る