UNIX と Linux 関連

◆ UNIXの特徴

 UNIX関連は特に特徴の事を問われる事が多いです。 一番の特徴は、周辺機器( CD-ROM や FDD とかも)をディレクトリィ階層のファイルとして扱います。
( Linux でも同じです。)


◆ UNIXのその他の用語

 その他にも良く出てくる単語です。軽く覚えておきましょう。

シンボリックリンク ・・・ Windows で言うショートカットに相当する用語です。

ディレクトリィ ・・・ Windows で言うフォルダに相当する用語です。

パイプ ・・・ コマンドを繋ぐ(連続的に処理する)事を意味します。 と言っても分かりにくいので、例として

 ps -x | grep xxxx

「|」がパイプの記号です。 意味は ps (現在のジョブを表示)コマンドの結果を grep (文字検索。ここでは xxxx という文字を検索する)コマンドに渡して表示しろ。という意味になります。

デーモン ・・・ Apache や FTP、SSH など起動したらバックグランドで動作して、ユーザーからのリクエストを常時待って処理をおこなうプログラムの事です。

シェル ・・・ OS とユーザーのインターフェイスを提供するプログラム。


 これもまた Linux でも同じ単語を使います。

◆ Linuxの特徴

 過去問題で出題されているのは、ライブラリ関係です。
 まずライブラリとは、他のプログラムから利用される事が多い汎用的な機能を実装したプログラム群(関数群)の事です。 (標準処理を行なう関数群みたいなもの)

 問題は、共有ライブラリと静的ライブラリの違いについて出題されています。

 静的ライブラリとは、コンパイル時のリンカの時(実行ファイルとライブラリを1つにまとめる)に、実行ファイルの中に取り込まれてしまうものを言います。 それに対して共有ライブラリは、実行ファイルに取り込まれません。
 これがどのような違いが出るかと言うと、静的ライブラリだと実行ファイルを起動した時にメモリ中にロードされますが、共有ライブラリの方は、何か関係する機能が呼び出されない限りメモリにロードされません。 要は、静的ライブラリはメモリの使用効率が良いという事です。(ただし実行ファイルのファイルサイズは大きくなります。)

 ※ 静的ライブラリ・・・そのアプリケーションの共通で使用されている関数群みたいなもの
 ※ 共有ライブラリ・・・OS などに依存するような、どのアプリケーションでも共通で使用される関数群みたいなもの
・・・と思ってたら大丈夫なのかな?


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