プロセッサー関係(マルチプロセッサー)


 シングルプロセッサーと違って、問題として聞かれてくるのは、システムの構成が多そうです。
 最近CPUの高速化の1つにマルチコアなどの技術が出始めて、並行処理ができるようになってきています。それと混乱しないようにしたいところです。

◆ マルチプロセッサー

 複数のCPUが搭載されてしたシステムの総称の事を言います。
 デュアルCPU(一台のパソコンに2つのCPUが搭載されている物)やマルチコアだけを指すわけではないです。


◆ 密結合

 密結合とは、複数のプロセッサーが1つの主記憶(メモリー)とOSをを共有する構成です。 (CPUと主記憶は、高速バスで接続するらしいです。) 同一の主記憶を複数のプロセッサーが共有するので、主記憶内の同じデータをアクセス使用した時(いわゆる競合が起きた場合)、 データの整合性が取れなくなる為、排他制御がかかって処理待ち時間が発生しやすいという特徴があります。

◆ 疎結合

 複数の独立したコンピュータを高速な通信(主にイーサネット)で結合した構成の事を言います。 要は主記憶(メモリー)とOSをを共有しない構成です。



◆ バススヌープ

 密結合のシステムの1つだと思いますが、密結合では1つの主記憶とOSを共有します。バススヌープとはCPUと主記憶(メモリー)を接続する高速バスを監視して、同じアドレスのデータを排他制御を行う手法です。

◆ NUMA

 同じく密結合に近い構成でしょうか?1つの主記憶とOSを共有した構成で、NUMAはその1つの主記憶(メモリー)をコア毎に分割管理してしまう手法です。 (主記憶を共有と言うのかな?) 他のコアが管理している主記憶(メモリー)へのアクセスが必要な場合は、その管理しているコアに依頼する形になるそうです。 やはり、他のコアが主記憶(メモリー)へアクセス中の時は、他のコアは待ち状態になるという欠点があります。(排他制御が不要になるのかな?)



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