言語関係

◆ Java

 Web系の開発では、幅広く使われている無料の言語。Tomcatなど用いてWebアプリケーションなどの開発に特に向いています。
 goto文がない、多重継承ができない。ガベレージコレクト(使われていないオブジェクトをヒープ領域から自動で削除する)機能など特徴があります。

Javaバイトコード ・・・ ソースをコンパイルした後にできる中間形式のファイル。( classファイルの事) JVM(下で説明)がこれを読み込みプログラムを実行します。
JVM
(Java 仮想マシン)
・・・ Javaバイトコードを読み込みプログラムを実行します。Java はこの JVM 上で動作するので、JavaバイトコードはOSを依存せず使用できます。 (ただし JVM が各OSに対応しておかないとダメ)、
JavaBean ・・・ Java で作ったプログラムをコンポーネント化(部品化、クラス化?)する事。 他の人が使ったり、再利用したりする事が目的。
Servlet
(サーブレット)
・・・ サーバー上でJVM動作させ、実行する。クライアントの要求を受け、処理をしてその結果を返すという働きを持っています。
Applet
(アプレット)
・・・ ブラウザ上で動作しているJVMを使って、Java を動作させます。主に GUI が豊富。
スクリプトレット ・・・ JSPで、HTMLの中に組み込むJava言語の事。 <% 〜〜〜 %>で囲んで処理を書きます。


◆ Ajax

 Google Mapなどで使用されているもので、言語ではありません。
 従来のWebアプリケーションは、クライアントがサーバーにリクエストを送信したら、サーバーがレスポンスとしてデータをクラインとに送信する時に、 画面遷移が発生したいたが、Ajax は、画面遷移を行わず動的に結果を表示する方法(技術の総称?)の事です。
 通常は JavaScript の非同期通信の機能を使用して実現するようです。


◆ XML関係

 XMLでは、「正形式の文章」と「妥当な文章」というのがあります。 XMLは、基本的に「正形式の文章」である必要があります。 「正形式の文章」とは以下の条件を満たしておく必要があります。

 (1) 1つ以上の要素を含み、またルート要素を持つ
 (2) 全ての要素が開始と終了のタグを持ち要素の内容を持つ
 (3) 要素内に別要素を含む場合は、要素が正しく入れ子になっている

 と記述しましたけど、要は下の様になっているのを「正形式の文章」と言うそうです。

<?xml version="1.0" encoding"Shift_JIS" ?>
<root>
  <商品コード>1234</商品コード>
  <商品名>珈琲</商品名>
  <商品分類>飲料</商品分類>
  <単価 単位="yen">100</単価>
</root>

 「妥当な文章」とは、上の「正形式の文章」に加えて更にDTD( Document Type Definition : 文章型定義 ) という「正形式の文章」の中でどのようなタグや属性が使われているかを、定義した文章を追加したXMLを言います。
 下の様なものがDTDです。

<?DOCTYPE root [
  <!ELEMENT root(商品コード、商品名、商品分類、単価)>
  <!ELEMENT 商品コード(#PCDATA)>
  <!ELEMENT 商品名(#PCDATA)>
  <!ELEMENT 商品分類(#PCDATA)>
  <!ELEMENT 単価(#PCDATA)>
  <!ATTLIST 単価 単位 CDATA #REQUIRED >
]>

 簡単に説明ですが、ELEMENT は、要素の宣言で、ATTLIST は、その要素に含まれる属性の宣言です。
(#PCDATA、DATA とは、最終的な文字データが含まれる という事を意味するそうです。)

 よって「妥当な文章」とは、このDTDと「正形式の文章」を含めたものなので以下の様な感じです。

<?xml version="1.0" encoding"Shift_JIS" ?>
<?DOCTYPE root [
  <!ELEMENT root(商品コード、商品名、商品分類、単価)>
  <!ELEMENT 商品コード(#PCDATA)>
  <!ELEMENT 商品名(#PCDATA)>
  <!ELEMENT 商品分類(#PCDATA)>
  <!ELEMENT 単価(#PCDATA)>
  <!ATTLIST 単価 単位 CDATA #REQUIRED >
]>
<root>
  <商品コード>1234</商品コード>
  <商品名>珈琲</商品名>
  <商品分類>飲料</商品分類>
  <単価 単位="yen">100</単価>
</root>

 午後の問題で出題されてもいます。
 XML関係の単語が、過去問題として意味を問うものが出題されたりもしてますので、いくつか記述します。

XML Schema ・・・ 過去問題でも出題されましたが、XMLで記述する文章を構造を定義する。(XML文書の構造を定義するスキーマ言語の一つ)
XSLT ・・・ あるXML文章を、HTMLや他のXMLに変換する機能。簡単に言えば変換するためのルールを記述してあるもの。スタイルシートとも呼ばれています。
XLink ・・・ XML文章同士のリンク。
XPath ・・・ XML文章内の要素の場所を指定。


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