入出力装置

◆ DMA

 Direct Memory Access の略。 CPUを介さず、専用の制御回路が主記憶と入出力装置(マザーボードと接続してある機器)とのデータ転送を行う事。
 過去問題としては意味を問うものしか出てません。


◆ RAID

複数台のハードディスクを使用して、仮想的に1台のハードディスクと見せかけアクセスの高速化やデータ復旧などの信頼性を向上させる目的の手法です。 RAIDはいくつか構成があるのですけど、ここでは特に問題が出題されそうな構成を記述します。

◎ RAID0
 別名ストライピングと言います。 右の図の様にデータを分散(ファイルをブロック単位か何かで分散?)して記憶して、いざアクセス要求があった場合、2つディスクを同時にアクセスできるため、アクセス時間を短縮できるという特徴があります。 しかし一旦データが破損すると復旧が難しいという欠点があります。
◎ RAID1
 別名ミラーリングと言います。 2台にハードディスクに、同じデータを記憶させていく手法です。 完全に同じデータなので、ハードディスクの容量効率は良くないという欠点を持っています。
◎ RAID3
RAID0 に加えて、パリティチェック用のディスクを1台追加して、最低3台構成でアクセス向上とデータの信頼性を向上します。 データが入っているハードディスクが壊れても、パリティデータから復帰できるという特徴があります。 しかし最近では下の RAID5 の方がメリットが高くなっています。
◎ RAID5
RAID3 の改良版、各ディスクにパリティチェック用の領域を確保して、データ復旧を行えるようにしてあります。 図では水色の部分がパリティ領域で、矢印に対応したパリティデータが格納されます。 やはり最低3台構成です。


 RAID など記述していませんが、今では全然使われていない、出題もされていないなどの理由で記述しませんでした。

◆ ディスプレイ関連

 これも過去問題としては、意味を問われるものしか出ないと思います。

PDP ・・・ プラズマディスプレイの事。ガラス板に封入した希ガスに高電圧をかけて発光させるもの

有機ELディスプレイ ・・・ 発光体にジアミン類の有機化合物をガラス板に蒸着し、電圧をかける事で発光させるディスプレイの事。 携帯などの画面に使用されているそうです。

TFT 液晶ディスプレイ ・・・ 画面の各ドットに表示制御の薄幕トランジスタが付いていて光の透過率を変化させて表示している画面。
(液晶ディスプレイの1種で TFT と DSTN とあるが、現在の主流は、TFT )

CRT ディスプレイ ・・・ CRT(ブラウン管)を用いたディスプレイ。テレビと基本は一緒。電子ビームによって蛍光体を発光させる。


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