バス関係

◆ バスとは

 コンピュータの内外で、各回路のデータのやり取りをするための伝送路の事をいいます。 大きく分けると3種類あり、CPU内部の回路にある内部バス。 CPUとハードディスクやDVD-ROM(RAM)などを結ぶ外部バス。 プリンターなどの拡張スロットとを結ぶ拡張バス。 過去問題としても。意味を問う問題、それも拡張バスを重点に問われるぐらいだと思います。


◆ 外部バス

 外部バスは、基本的には ATA( ATAPI や SATA など)の事になると思います。 コンピューターと内蔵型ハードディスクを接続するIDE規格のインターフェイスの事です。 通常はパラレル方式(複数の回路(銅線)を使って平行で複数ビット同時にデータを転送する)が主流です。
 少し前では ATAPI といって、内蔵型ハードディスクだけではなく、CD-ROM や DVD-ROMも接続可能になった。
 最近では、シリアル方式(回路は1つでデータを1ビットずつ転送する)で送る SATA(シリアルATA)が登場しました。 ATAPI のデータ転送方式を、そのままシリアル化しただけではなく、Master、Slave などの設定が不要になった。(何故高速なのかは分かりませんでした。)

 そして外部バスなのかどうか分かりませんけど、eSATA という外付けハードディスクを接続するインターフェイスもあります。


◆ 拡張バス

 プリンターやUSBなどが、これに当たります。
 最近廃れてきましたけど、まずは SCSI について

SCSI ・・・ Small Computer System Interface の略。 コンピュータと周辺機器の接続を定めた規格で、バス型配線で接続し終端にはターミネータが必要です。パラレル方式でデータを転送します。 外付けハードディスクなど高速なデータ転送が必要な機器に使われていましたが、高価だった為に代わりに USB2.0 などが使われていました。

iSCSI ・・・ Internet Small Computer System Interface の略。 高速なハードディスクに対して、インターネットやLAN経由でSISC機器に直接アクセスできるようにした

SAS ・・・ SCSIがシリアル方式に変わったもの。


 その他のバスについてです。

USB ・・・ Universal Serial Bus の略。 USBメモリー、キーボード、マウス、プリンターなどのいろいろな周辺機器を結ぶインターフェイス。
USB 1.1 と USB 2.0 とあり、転送速度は SB 1.1 が 1.5Mbps と USB 2.0 480Mbps ぐらいです。

USB 2.0 ・・・ 上記の USB と用途は同じで転送速度が違います。
ロースピードモード 1.5Mbps
フルスピードモード 12Mbps
ハイスピードモード 480Mbps
(過去問題でも最大モードはどれか?みたいな出題のされ方をしてきます。フルとハイを間違えないように

IEEE1394
(FireWire)
(iLink)
・・・ USB と同じく、パソコンと周辺機器を繋げるインターフェイスの1つです。別名は FireWire(米アップル社)。 同規格として iLink(SONY)もあるそうです。
転送速度は 100Mbps 〜 400Mbps で、主に音や映像などのデータ転送用として用いられるため、デジカメやオーディオ系の機器に対応しているのが多いようです。

PCI

PCI Express
・・・ PCI とは、パソコン内部の各パーツ間を結ぶインターフェイスの事です。(マザーボードに着いているやつの事) データ転送方式はパラレル方式で、だいたい 133Mbps ぐらいの転送速度だそうです。 主にLANカードとかグラフィックボードとかに使われいます。
PCI Express は PCI の上位版で、シリアル方式でリンクと言うデータ転送の束を使用します。 ちなみに1リンク 250Mbps の転送速度で、グラフィックボードなどは16リンクぐらい使用するとか・・・。

Bluetooth ・・・ 近距離無線通信規格の1つ。 周波数ホッピング(利用する周波数をランダムに変える)を行いながら、10 〜 100メートル程度の距離を最大24Mbpsで無線通信を行えます。 赤外線と違って障害物があっても電波が届き、また消費電力が少ないという特徴があります。


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