システム評価2

◆ MTBF、MTTR

 いわゆる稼働率についてです。 過去問題の多くは稼働率を求める問題が多いです。 以下がその公式です。

稼働率 MTBF

MTBF + MTTR


MTBF ・・・ システムが稼動している時間の平均。

MTTR ・・・ システムが止まっている時間の平均。


 稀にですが MTBF と MTTR の求め方を聞かれる場合があります。 システムは下の様な図で、稼動と故障発生(修理時間)を繰り返していると考えます。

稼動 修理 稼動 修理 稼動 修理 ・・・・ 稼動 修理
t1 r1 t2 r2 t3 r3 ・・・・ tn rn
1回 2回 3回 n回


 ここでn回までの総稼働時間を t 総修理時間を r とすると MTBF と MTTR は以下の様になります。

MTBF t1 + t2 + t3 ・・・ + tn 1 n ti


Σ
i = 1


MTTR r1 + r2 + r3 ・・・ + rn 1 n ri


Σ
i = 1



◆ バスタブ曲線

 コンピュータシステムの経過時間と故障率の関係を表す曲線です。下の図がその曲線です。
 使用開始時は、設計不良や部品不良などで故障が頻発します。(初期故障期間) 通常は時間と共に故障は少なくなってきます。
 それが過ぎる(改善される)と一定の故障率で落ち着きます。(偶発故障期間) ここで定期的に点検と部品交換をしていれば、次の磨耗期間に入る時期が延びていきます。
 最後に機器の耐用期間が近くなると再び故障率があがってきます、(磨耗故障期間)



 過去問題は意味を問うものに近い形で出題されています。


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