開催日時 | H19.12.1(土)午前10時〜午後3時 |
開催場所 | 新潟西港区中央埠頭 |
実施主体 | 海上保安友の会新潟支部 |
プログラム | ●船内見学ツアー(巡視艇えちご) ●船内見学ツアー(巡視艇やひこ) ●救難訓練 レンジャー技術訓練(ロープ降下) レンジャー技術訓練(被災船舶からの救助) 質疑応答 ●テロ対応訓練(船内での犯人制圧) 質疑応答 ●昼食 えちごカレー |
●船内見学ツアー(巡視艇えちご)
図.応接室 見学者は班ごとになり、見学しました。各班は職員の引率の下、普段の公開では見られない場所も案内していただきました。 |
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図.医務室 救難活動は各関係機関、協力機関との連携のもとに行われるますが、その中で巡視船はケースに応じた役割を実施していきます。 場合によっては、医療の関係者が現場へ伴うこともありうるのでしょう。 |
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図.風呂 |
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図.機関監視室 主機関、補機関、その他補機類の起動盤や監視装置などがずらりと配置されています。 |
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図.主機関 とにかく大きいのに驚きました。大迫力のエンジンです。 えちごの推進力を生む、まさに心臓です!! |
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図.賄い(厨房) バランスよい3度の食事は、生きる上での基本。がんばりのもと!! ここが、40名もの乗組の食事が準備される厨房です。熱源は電気、蒸気です。とにかく、鍋、釜などが大きかったです。 ちなみに、ご飯は蒸気で20分ほどで炊けます。この方式はおいしく炊けるようです。 見学者から、家族数人分の献立もたいへんなのに、本当に大変ですね、という感想が聞かれました。 まったくですね。同感!! |
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図.えちごカレー スコップのような木べらです。これだけ大きいと、焦がさないように攪拌するのは大変だろうなア。 |
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図.糧食庫(冷凍、冷蔵、乾物、穀物など) 当然ながら、一般家庭の冷蔵冷凍庫や、野菜庫などとは比較にならない大きさです。 各庫とも、使い勝手良く整理されていました。また、荒天時も落下しないような工夫がなされていました。 |
●船内見学ツアー(巡視艇やひこ)
●救難訓練
レンジャー技術訓練(ロープ降下)
レンジャー技術訓練(被災船舶からの救助)
●テロ対応訓練(船内での犯人制圧)
図.テロ対応訓練(船内での犯人制圧) まるでフォーメーションプレイのように、あっという間に制圧に成功しました。 迫力ある、真剣な訓練でした。
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図.テロ対応訓練(船内での犯人制圧) 連行の際も、四方に注意を払いながら進みます。
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図.巡視艇ゆきつばき テロ制圧訓練の際、えちごのわきに控えるゆきつばきです。 このように、大きさ、機能の異なる船舶が配備されることで、日本の海は効率的に守られています。 一方、海保の職員、設備に対して、日本の海岸線はあまりにも大きいのが現実です。 ちなみに、職員一人当たり、国民一万人分の海の安全を守っているのです。 (針路を海にとれ〜海洋国日本のかたち〜産経新聞出版 大山高明著より) |
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図.灯台のLED化 テロ制圧訓練後、イベント展示品などの説明を受けました。 ・ 灯台は電球が広く使われていますが、省電力、長寿命などの利点よりLEDが用いられるようになっているそうです。 ・ 灯台の電球は落雷が原因で切れることが多いそうです。 新潟など日本海側は、これからの季節、雷が多く発生します。冬の荒れた海での保守管理は大変だろうなと、思われました。 |
●昼食
えちごカレー試食会
図.えちごカレー 一見シンプルなカレーですが、味は抜群!!たいへんおいしく頂きました。 ごちそうさまでした!! ところで、今回は補給班(まかない班)の職員さんが、希望者に「えちごカレー」のレシピを口伝してくれるという、企画も用意されていました。 以下にその内容を紹介いたします。是非、試してみてください。 えちごカレー!!ここだけレシピ(マル秘) @ 牛スジ肉はカレー粉、おろしにんにくをまぶして炒めます。 ※牛スジ肉は脂身が少なく、煮込むとやわらかくなり、カレーにとてもあいます。 けっして、高価な肉を使用する必要ありません。 A 日本酒を加えてアルコールがとぶまで十分いためます。 B 水を加え30〜40分かけて煮込みます。 沸騰してアクが中心に集まったら、一気にすくいとってください。 その後ローリエ(またはオールスパイス)を加えてさらに煮込みます。 ※アクをとるタイミングがポイント!タイミングがいいと透明で澄んだ汁となります。 ※牛スジ肉は煮込めば煮込むほどやわらかくなります。 C 煮込んでいる間、別の鍋でたまねぎを炒めます。 ※バターを使うと、一層まろやかに!! D 炒めたたまねぎを、一緒にして煮込みます。 E カレールー(固形)を溶きます。好みで、隠し味にインスタントコーヒー、タバスコを加えてみてください。 F じゃがいもは一緒に煮込むと形がくずれてしまうので別に塩ゆでし、最後にあわせて完成です。 |
今回は様々な部署の方にお話を伺い、その職務を見せていただきました。そして、たとえば、「えちご」という一隻の巡視艇がある目的を遂行するときに、いろんな部署の担当職員が各専門性にもとづき、役割を懸命に果たしていることを改めて再認識しました。
そこには、すぐれたチームワークがあり、それはまさにシーマンシップの結集としての海保の底力でした。
H19.12.2 更新 広報