拉致被害者救出の署名活動

 「救う会新潟」が署名活動(新潟日報より)

 拉致被害者の支援団体「救う会新潟」(馬場吉衛会長)が18日、新潟市中央区の古町十字路で、拉致被害者全員の救出を求める署名活動を行った。

 田口八重子さんの長男で、田口さんの兄飯塚繁雄・家族会副代表に育てられた飯塚耕一郎さん(30)=東京都=が駆け付け、「6カ国協議では核問題ばかり取り上げられ、拉致が置き去りになっている。母を日本に連れ戻し、家族のあるべき姿を取り戻したい。協力をお願いします」と訴えた。

 救う会のメンバー約10人の呼び掛けに、買い物客ら多くの人が足を止め、署名に応じた。

 馬場会長は「参院選では争点が年金一色になり、拉致問題が薄れてしまった。国民に関心を促すためにも、声を出し続けていきたい」と語った。

                                              新潟日報2007年8月18日

 海救隊のボランテアも署名活動のお手伝いに参加させていただきました。広報の私もその一人です。
 印象的だったのは、飯塚耕一郎さんがお母さんの救出の訴えを、感情的になられずに、ひたすらに行われている姿でした。
 そして、飯塚さんのこうした、ひたすらで、誠実、実直な姿の内には、通常の生活では想像できないような、母への強い想い、拉致への激しい怒りといったものが、凍りつくように押し込められているのではないか、そして、これらを必死で背負い続けた30年だったのではないだろうか、気丈すぎる、といった勝手な想像が筆者の胸を一瞬よぎりました。
 いたたまれない気持ちで、胸が締め付けられました。同時に、なんとしてでも再会して欲しい!!と、同じ時代の日本に生きる一人ととして強く思いました。

 猛暑の中、忙しい中、多くの方が脚を止め、署名してくださいました。若い方も、高齢の方も皆、ご自身の問題として受け止められているんだなと、その言葉から感じられました。
 日々の暮らしの中で、新潟の方々が、いかなる猛暑にも負けないほどの熱い救出への思いを持ち続けていることに感動し、元気を頂きました。

 一日も早く、拉致問題の解決がなされますように!!

広報

 


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