2007/08/04 新潟まつり水上渡御


御座船離岸
図.御座船が対岸へと向かいます

 8月4日新潟まつり水上渡御が行われました。台風5号の通過に伴う天候の心配もされましたが、当日は雨、風ともにほとんどまつりに影響のないコンデションとなりました。
 そのため、新潟港には多くの見物者が集い、盛大にとり行われました。

 さて、私たち海救隊は午前10時前に集合し、おまつりを盛り上げるための万国旗などの船体装飾、出港準備、まつりのタイムスケジュールなどの確認を行いました。
 準備を終えた頃、ゲスト見学者搭乗し、所定の待機ポイントへと移動しました。待機中もあたりはお祭りムード一色、次第に熱気が増していきます。そして、御座船にて港を渡御する1トン以上あろう、みこしが豪快にかつがれ!!一気に港の熱は最高潮へと。
 わたしたちは、横抱きさせていただいた、新潟市唯一の消防専門艇「にほんかい」より一回目の放水ポイントへと向かいました。そして、所定の時刻、にほんかいとともに、豪快なおまつり放水を実施しました。無風に近い状況で、力強い水の柱はまっすぐと空高くへと上がりました。
 県警音楽隊の伴奏の中、いよいよ御座船が離岸し、港を渡り始めました。御座船の竜がときおり、きらきらっと、力強い眼光を放ちつつ、わたる姿は本当に勇壮です。これを数十艇の漁船が大漁旗を目一杯に装飾して先導します。なんと力強いものかと、日常見ることのない風景にふれて、私は今年も心から感動いたしました。
 途中、新潟港へ寄港中の海王丸の見事に復活した勇姿も見られ、新潟港はおまつりムード最高潮!!
 そして、河口付近で二度目の放水!!
 いよいよ、御座船は信濃川左岸所定位置へと向かいます。私たちは、これを朱鷺メッセ脇で3度目の放水でお待ちします。

 接岸後、みこしはが船から降ろされる様子が見えました。こうして、無事渡御がなされました。


2度目の放水(河口付近)
図.わしかぜ229の放水

#2放水の図
図.にほんかいとわしかぜ229の放水と漁船(#2)

わしかぜ229航行の図
図.航行するわしかぜ229

<水上渡御>  
にほんかいとわしかぜ229の万国旗による装飾 渡御の待機をする「にほんかい」とわしかぜ229の図

にほんかいの装飾、見事ですね。一つ参考になりました。ナイス・シーメンズシップ!!

なお、にほんかいさんには、待機中の係留のご協力、タイムスケジュールの確認打ち合わせなど、お世話になりました。ありがとうございました。

 

みこし 伺うと、質量1.5トン、人が抱くぶんなど考えると、重量約2トン近くになろうという、みこしが力強く上下しながら御座船へと進みます。

 

にほんかい#1放水 にほんかい第一回目の放水の図。

豪快!!

県警楽隊 県警楽隊の演奏の中、いよいよ御座船が離岸します。
御座船離岸 御座船が信濃川(新潟港)を渡ります。
漁船 御座船を先導する数十艇の地元漁船。目一杯の大漁旗、見事な竹の装飾がうれしい。
海王丸 海王丸寄港の図。
#3放水開始 朱鷺メッセ脇にて3回目の放水実施。隊長が機関出力を上げると、主機関駆動のポンプが二条の放水を力強く、まっつぐに空高くへと上げます。
#3放水(朱鷺メッセ前) わしかぜ229の放水の図
御座船着岸 御座船が着岸しました。
みこしが対岸に渡りました 無事みこしが対岸に渡りました。
<編集後記>  
豊かな海づくり大会  台風5号の影響が心配されましたが、当日は雨・風の一切の影響ないコンデションに恵まれました。今年もこの勇壮な夏の行事、神事に参加できたことを、隊員一同心から喜んでおります。
 ところで、待機している折、豊かな海づくり大会のPR用のぼりを目にしました。この行事は、天皇陛下のご参加される大きな行事です。これを多くの海の関係者が関心を寄せ、期待しています。

 先日、県の作成・配布したパンフレットにあろうことか、北朝鮮万景峰号がモチーフにされていることが発覚。県は謝罪し、パンフの回収をするということがありました。
 しかしながら、いまだ、この経緯に対する詳細な説明がなされていないため、解せない想いで、こののぼりをしばし眺めていました。

 本大会の真の成功を心より祈っております。

 未来に残そう青い海!!
 

 

 

 

 


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